中止になった世界一の梅酒イベント 倉庫に眠る5000本の梅酒を救え
梅に縁のある大阪天満宮を舞台に、2007年にスタートした「天満天神梅酒大会」。昨年の開催時には3日間で約1万人の来場者を記録し、境内に並んだ梅酒の数は295種類。ギネス世界記録に「世界最大の梅酒イベント」として認定された大阪の春の風物詩です。
以前の記事(https://washoku-style.jp/hibikore/4910)でもご紹介したとおり、今年は陳列する梅酒の種類を300種に増やして記録を更新する予定でしたが、新型コロナウイルスの影響により残念ながら中止となってしまいました。
このイベントは大阪天満宮、酒屋、酒蔵、天神橋筋商店街などの協力のもと、大学生や社会人のボランティアによって運営されており、開催資金はイベント収益がすべて。イベントの中止により備品などの多額のキャンセル費用が発生したうえ、今年の大会でお披露目される予定だった5,000本以上の梅酒・リキュールも倉庫で眠ったままになっているため運営資金が回収できず、来年度以降の開催が危ぶまれています。
そんな危機を脱すべく、大会の実行委員会はクラウドファンディングで支援募集を開始しました。
募集サイトでは一定額の支援に応じて、全国各地の梅酒・リキュール、梅酒大会の雰囲気を味わえるすごろく、オリジナルコースターのセットなどのリターンが設定されており、なかには2007年の第1回開催からの歴代優勝銘柄のセットという希少なリターンも。
現時点で支援の目標金額は一定の値を達成していますが、募集は6月いっぱいまで継続中。支援で集まった資金は、来年以降の開催の継続のために使われます。「天満天神梅酒大会」に行ったことがある人や、これまでイベントが気になっていたけど遠くて行けなかったという方はもちろんのこと、梅酒ファンにとっても嬉しい1本との出会いが待っているのでぜひチェックを。
「天満天神梅酒大会」全国の梅酒を多くの人に飲んでもらいたい!