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最旬シーズン突入目前! [そうめん]の個性を知っておこう

季節外れの暑さを記録した5月末。夏本番を前にそうめんで涼をとった方も多いのでは?
そうめんといえば、ツルッとした心地よいのどごしと程よいコシ。でも、それだけではありません。そうめんの個性は地域によって差があるんです。

よく雑学ネタとして話に挙がるのが、そうめんとひやむぎの違い。農林水産省が平成12年に制定した日本農林規格(JAS 規格)「乾めん類品質表示基準」によると、小麦粉を使用した乾麺のなかで麺の太さが1.3mm未満のものを「そうめん」、1.3mm以上1.7mm未満のものが「ひやむぎ」とされています。ちなみに、1.7mm以上は「うどん」、さらに幅が4.5mmで厚さが2.0mm未満のものは「ひらめん」「きしめん」なんだそう。

これらは消費者の混乱を避けるために定められたもので、製造業者はこの規定に沿わなければならないのですが、そこには例外が存在します。それが、徳島県美馬郡つるぎ町の半田地区で生産されている手延べそうめん「半田そうめん」。麺の太さは「ひやむぎ」に相当するのですが、江戸時代から続く200年もの伝統とこの地域の麺文化の地域性から、特別に「そうめん」の名称の使用が認められているのです。この半田そうめん、麺の太さはもちろんのこと、味についても面白い特徴があるんです。半田地区には多数の製麺所があるのですが、地域内で300m近い標高差があることをはじめ、水、塩、熟成時間、乾燥時間が製麺所ごとに異なるため味わいはさまざま。同じ半田そうめんでも食べ比べが可能ということらしいのです。



そんな半田そうめんには「いちばん太いそうめん」。そんな言葉を添えて食卓に出してみてはいかがでしょうか。半田手延べそうめん協同組合によると、コシのある半田そうめんは調理の幅も広く、パスタや中華めんのような料理にも合うとのこと。ぜひお試しあれ。


また、そうめんは白ばかりではありません。そんな言葉から連想されるのは愛媛県松山の「五色そうめん」ではないでしょうか。そうめんに色を付けてみようという発想は、1722年に松山のそうめん店・長門屋から生まれました。その長門屋を前身に持つ「五色そうめん株式会社森川」では、現在“そうめんレシピ募集キャンペーン”を実施中です。




白、黒、青、緑、橙、赤、黄の7色がセットになった「いろいろそうめん」を使って、お絵かき感覚でインスタ映え狙いの“そうめんアート”を投稿してもいいかも。お母さんばかりでなく、子供たちの自由な発想で参加するのもありですよね。
もちろんアートまでいかなくても、この夏のそうめんレシピに加えていけば、彩りも鮮やかに食卓を飾る一品に。赤は梅肉、緑は抹茶というように、人工着色料を一切使わずに天然素材で着色したそれぞれのそうめんは、その自然な色合いだけでなく、風味も食感の違いも楽しめます。



この「五色そうめん株式会社森川」の情報、そして、代表的な「そーめん」については、和食スタイルのオリジナル企画「産地が違えば味も違う 厳選そうめん7種」をご覧いただければと思います。
そーめん売り場でこの銘柄を見つけたら、是非是非、この夏の食卓にいかがでしょう。見た目は似ているけれど、味もコシものど越しも違う、それぞれの個性に出合えるはずです。


和食スタイル・オリジナル企画
「産地が違えば味も違う 厳選そうめん7種」は
こちらから