〝発酵のまち〟の美肌管理栄養士野崎ゆみこの「こうじでCozy Life」②「こうじかす」はこう使う
みなさん、こんにちは。前回は、こうじ水のつくり方と使い方をご紹介したところ、ありがたいことに大反響をいただきました。みなさんからたくさんのご質問をいただきましたが、今回は、「使ったあとのこうじはどうしたらいいの?」という、いちばん多かったご質問についてお答えしていきます。
1.入浴剤として
こうじ水を作ったあとのこうじを、「こうじかす」と言いますが、一番お手軽なのは、「入浴剤」として使うこと。三角コーナー用として販売されているストッキング状のネット袋に入れるのがオススメです。できるだけ目の細かいものを選んでください。網目からこうじがこぼれてしまいます。不織布タイプだと、破れる心配がありますので、ナイロンタイプがおすすめです。
2.スクラブとして
優しいスクラブとして使うこともおすすめです。こうじには酵素がたっぷり入っていて、ソフトなピーリング効果があり、肌がツルツルすべすべにしてくれます。こうじかすを手でもんでペースト状にしてから、小鼻などのざらつきが気になる部分につけて優しくマッサージすると、黒ずみが取れてきれいになります。もちろん、ひじやひざなどにもつけても角質が取れますよ。こうじかすだと後始末が大変、という方は、代わりに濃いめのこうじ水を使っても OK。
これくらいのペースト状にして。↓
3.歯茎マッサージに
こうじかすは、もちろん、そのまま食べられます。ヨーグルトや納豆に混ぜてもおいしいです。ヨーグルトと同じく、ほんのりと酸味があり、プチプチ感もあってすごく合うんです。こうじとヨーグルトの乳酸菌がダブルでとれて、美腸効果もアップします。
こうじかすはそのまま食べてもOK
こうじかすは、もちろん、そのまま食べられます。ヨーグルトや納豆に混ぜてもおいしいです。
ヨーグルトと同じく、ほんのりと酸味があり、プチプチ感もあってすごく合うんです。こうじとヨーグルトの乳酸菌がダブルでとれて、美腸効果もアップします。
サラダに混ぜるとライスサラダのようになって、ワンプレートの朝ごはんにぴったりです。
納豆に混ぜると、納豆ごはんのような感覚で食べられます。納豆のねばりが気にならなくなり、食べやすくなります。生卵も入れると、パパっとできて栄養満点なので、朝ごはんにぴったりです。
ご飯にまぜるとツヤとうま味が出ます。味はそれほど変わりませんので、家族の健康を考える主婦の方にぜひやってみて欲しいです。お米 1 合に対して大さじ1を目安に混ぜて炊いてください。多すぎると、焦げてしまうので注意して。
こうじで「つけおき」も美味しい!
こうじかすをお肉に塗って一晩置くと、酵素の力で柔らかくなって、うま味もアップします。塩こしょうで味をととのえるだけで、他に調味料はいらないくらい。
ペースト状にしたこうじかすを鶏肉の表面に塗って一晩置き、鶏しゃぶ鍋として食べるとおいしくてヘルシー。忙しい日の夕飯におすすめです。こうじを塗ると、生きたこうじ菌のおかげで腐敗しづらくなり、保存期間も1 週間と長くなります。できるだけ空気を抜いて保存すると、乳酸菌なその酸味が増したり下味が濃くなることはありますが、2 週間は持ちます。こうじの力はすごいなと思います。
野崎ゆみこ
管理栄養士、麹マスター、健康運動実践指導者、インナービューティープランナー、野菜ソムリエ。
ジャパンホームベーキングスクールで20年以上学んだ経験を活かし、グルテンフリーの生米こうじパンを開発。「生米こうじパン」のDVDレッスンは大人気で多くの生徒さんが予約待ち状態。インナービューティーダイエット協会東京校やワークパル上越校での講師、保健センターでの栄養指導やダイエット専門協会での経験を生かし、飯内科クリニックにて独自の栄養指導で効果をあげている。
3姉妹の母でもあり、子供のアレルギーやアトピーの経験から「食べたもので身体はつくられている」をモットーに2019年、食の体験施設としてドクターズカフェをオープン。ダイエット指導をした生徒は100%の成功率を誇る。ワニブックス出版「やせるおやつ」レシピ監修。雑誌でもレシピ監修など活躍中。