老舗みりんメーカーが手掛ける 本みりん×ほうじ茶のリキュール
料理に甘みを出すだけでなく、食材の臭み消しや煮崩れを防ぐなど、様々な役割を持つ「みりん」。和食には欠かせない調味料としての印象が強いですが、それは日本料理というジャンルが確立して和食料理店が次々に誕生した江戸時代中期ごろに調味料として使われ始めたのがきっかけ。それまでは、女性やお酒の味が苦手な人でも味わえる“甘いお酒”として楽しまれていたそうです。
そんな古の人々が愛した“甘いお酒”を現代で堪能できる新商品が、三河みりん発祥の地で1772年に創業し、現存するなかでは最古の蔵を有する本みりんメーカー・九重味淋から登場。本みりんにほうじ茶を漬け込んだリキュール「Rincha」が発売されました。
「Rincha」の最も大きな特徴といえるのが、美しい琥珀色と香ばしく芳醇な香り。飲用として楽しまれていた江戸時代の製法にならって作り上げたみりんをウイスキーの木樽の中でじっくりと熟成させた樽貯蔵本みりん「まろりか」をベースに、九重味淋の所在地・三河地方のお茶の名産地でもある愛知県西尾産のほうじ茶を漬け込んで仕上げられています。
口にすればほうじ茶の香ばしさが華やかに広がり、その後を追うのが深みのある樽香。熟成されてまろやかになったコクのある甘味と濃厚なうま味が広がります。
アルコール度数は13度と日本酒よりもやや低く、ワインと同程度。ストレートでも美味しく飲めますが、炭酸水割りにするとすっきりとした甘さに仕上がり、豊かなほうじ茶の香りと「Rincha」ならではの美しい色合いをより楽しめます。
また、メーカーおすすめの飲み方が牛乳割り。「Rincha」と牛乳を1:2の割合で合わせると、カルーアミルク風のほうじ茶ラテカクテルのできあがり。ドリンク以外との合わせ方としてはアイスクリームにトッピングしても絶品で、甘くまろやかな味わいの「Rincha」は乳製品との相性抜群です。
さらに、あくまでもベースは「みりん」なので、調味料としてのポテンシャルも健在。料理やお菓子に自然な甘みとほうじ茶の香りを加える特別な調味料としても使えます。
江戸時代よりみりんを作り続けてきた老舗が、長きにわたり培ってきた伝統に現代のエッセンスを加えて作り出した「Rincha」。九重味淋の工場に併設する直売店「石川八郎治商店」とオンラインショップで発売中です。
Rincha ほうじ茶のお酒300ml¥985、750ml¥1,980 ※税込
●九重味淋オンラインショップ
TEL:0120-59-9939 https://www.kokonoe-shop.com/
石川八郎治商店 TEL:0566-45-7998 営業時間:9:30〜17:30(7月3日現在は時間を短縮して営業中) 定休日:月曜、第1・第2火曜 https://kokonoe.co.jp/directstore