和食STYLE

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日本の食を買って、食べて、学べる 和のグローサラントがオープン!

日本の農業の中心といえば、もちろん稲作。古来より祝い事や神事にも用いられてきた米は、単なる食材という枠を超えて日本の文化に深く根付いています。そんな米の別名“田の実”を名前に冠した、日本の食と文化がテーマのグローサラント「田ノ実」が東京・自由が丘にオープンしました。



店内は3階層に分れており、入店して初めに目にする1階は発酵食品を中心とした食と雑貨のライフスタイルショップ。



向かって右側には田ノ実オリジナルの米、味噌、出汁をはじめ、日本全国から厳選した地域の産品が勢揃い。食の安全や美味しさのみならず、棚田で育った米や昔ながらの製法で作られた味噌などストーリー性のある商品が陳列されており、知って選ぶ楽しさが味わえます。



そして左側に並んでいるのが、食材を引き立てる器や季節の花を活ける花器など、テーブルを華やかに彩ってくれる雑貨たち。伝統的なものから現代的なもの、気軽に使えるものからフォーマルなものまで幅広いジャンルが取り揃えられています。食品と同じフロアにディスプレイされているので、実際に使うイメージも湧いてきそう。



また、階段を登った2階にあるカフェ&ダイニングでは、具材たっぷりの“おかずスープ”を提供。



“旬の恵みをいただく”をテーマにしたというスープは「特製味噌の田舎豚汁」「出汁香る野菜のけんちん汁」「ふわふわ鶏団子のあっさりスープ」の3種から選択可能。どれも季節の野菜をふんだんに使用しており、具だくさんで食べ応え満点。1階のショップで販売している出汁や味噌などを使用しているので、調味料選びの参考にもなりそう。



「田ノ実プレート」¥1,500(税抜)

カフェ&ダイニングではドリンクも個性的なものが用意されています。野菜を使ったノンアルコールカクテルをはじめ、米や日本酒酵母などを使用した高知県生まれのクラフトビール「TOSACO」や、栽培時に間引かれた摘果果を使用して青森県のりんご農園が開発した「テキカカシードル」など、日本の農産品を使った一風変わったアルコールドリンクも楽しめます。



さらに階段を登った3階は、日本の季節行事や食を暮らしに取り入れるアイデアを提案する教室や、生産者と直接話ができる講座といった体験型イベントが行われるフリースペース。直近では6月22日(土)に梅干し作り教室、その翌週にはぬか床作り教室が予定されているそう。



買い物に始まり、食事から学びまで一棟で体験できる田ノ実は、いわば和のアミューズメントスペース。魅力的な商店が並ぶ自由が丘に誕生した新スポットに、ぜひ足を運んでみては?


●田ノ実 自由が丘店

住所:東京都目黒区自由が丘1-26-16 田ノ実ビル
TEL:03-5726-5020
営業時間:11:00〜19:30(2階カフェ&ダイナーは〜19:00L.O)
https://www.tanomi.jp/