和食STYLE

日々是和食

その姿はまるで芸術品 甘くとろける”食べられる折り鶴”

今年の残暑もあともうひといき。ようやく秋らしい気候がやってきます。
実りの秋、スポーツの秋、読書の秋など「〇〇の秋」とは良く言いますが、やはり代表的なのは「芸術」と「食欲」。この2大秋要素を満たしてくれるアートなスイーツが、ホテル雅叙園東京の「PATISSERIE『栞杏1928』」から登場しました。



台座に並んで座るのは、二羽の折り鶴。一見すると「華やかな和柄の折り紙を使った作品かな?」と思うところですが、なんと、これらはすべてチョコレート製。ペストリー料理長の生野剛哉氏が1年の試行錯誤の末に生み出した和アートショコラなんです。

優雅な首の曲線もそうですが、特に繊細な羽の美しさはまさに職人技。紙のように薄いチョコレートを折り込むことで折り鶴のビジュアルや質感を表現しており、近くで見ても、これがチョコレートだとはにわかには信じがたいほどの出来栄えです。
思わず食べるのがもったいなくなる見た目ですが、その造形美と同じく味も一級品。甘さ控えめのビターチョコレートを使用しており、口にするとなめらかにとろけてカカオの味わいが楽しめます。

また、折り鶴だけではなく、組み紐模様をあしらった象牙色の土台や屏風ももちろんチョコレート製。ホワイトチョコレートをベースに白ごま、ごま油、炒った大豆を混ぜ合わせており、甘さの中に深みのある香ばしさが広がります。



ホテル雅叙園東京の客室の文様として使われている「麻の葉」と、ピンクと茶色のコントラストが美しい「矢絣(やがすり)柄」。二羽の折り鶴が顔を合わせて仲睦まじくたたずむ「夫婦(めおと)折り鶴チョコ」。



鮮やかな縞文様の折り鶴チョコと、ホテルの天井や欄間を飾る日本画をボンボンショコラで表現した人気商品「天井画ショコラ」が一度に味わえる「折り鶴チョコ&天井画ショコラセット」。
「烏帽子・花飾りの女」柄はシソ、「菖蒲」柄はトロピカルペッパー、「ダリア」柄はライチローズの風味が楽しめます。

折り鶴チョコの賞味期限は約1ヶ月間あるので、お祝いや手土産にも最適。意外性のある贈り物として、敬老の日のプレゼントにも良いかも知れません。
はじめは飾って目で楽しんで、その後に舌で味わって。和アートショコラで芸術と食欲の秋を楽しみましょう。


左から)
「夫婦折り鶴チョコ」(折り鶴チョコ2羽)¥3,700
「折り鶴チョコ&天井画ショコラセット」(折り鶴チョコ1羽、天井画ショコラ3種〈烏帽子・花飾りの女、菖蒲、ダリア〉)¥3,500
※価格は税別

●ホテル雅叙園東京 PATISSERIE「栞杏1928」

住所:東京都目黒区下目黒1-8-1
営業時間:10:00〜20:00
TEL:03-5434-5230
http://www.hotelgajoen-tokyo.com/