世界に通じるワインを目指して マルス穂坂ワイナリーがオープン
四季のある豊かな自然に恵まれた、日本の風土に根ざした「日本ワイン」は、今や国内のみならず、世界的に注目されています。 洋酒生産の拠点として、葡萄栽培の好適地、山梨県に「マルス山梨ワイナリー」を立ち上げ、1960年からワインを醸造してきた本坊酒造が、さらなる品質向上を目指し2017年11月28日に同県韮崎市穂坂町に新たな醸造拠点「マルス穂坂ワイナリー」をオープンしました。
本坊酒造は鹿児島に本社を置く焼酎メーカーの老舗として知られていますが、半世紀にわたり、ワイン造りも手がけていて、Château Mars(シャトーマルス)シリーズに代表される自然が豊かに薫る芳醇な味わいのワインは高い評価を受けています。 2000年には県内有数の高品質醸造用葡萄の産地である穂坂町に2.2haの自社農園「穂坂日之城農場」を開設。土壌改良や排水効果を上げる最高の環境を整え、ヨーロッパ系葡萄品種を中心に垣根方式で妥協のない葡萄栽培を実践し、世界に通じるワイン造りを目指して自社最高峰となる高品質ワインの醸造に取り組んできました。 2005年には国産ワインコンクール(現日本ワインコンクール)に於いて、山梨県内産葡萄を使用したワインでは初めての金賞を受賞。その後も穂坂地区産ワインで5年連続金賞を受賞しています。
穂坂日之城農場で栽培している葡萄は、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シャルドネ、シラー、ヴィオニエ、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルドの7品種。赤ワインに関しては凝縮感と複雑味があり、ほどよく熟成すると柔らかいふくらみを感じさせ、忘れがたい余韻を持ち、白に関しては完熟フルーツの豊かな香りと滑らかでコクのある味わいとともに、シャープさも兼ね備えているワインを理想としています。 エリア内に新しく誕生したワイナリーには、見学コースが設けられた醸造棟をはじめ、試飲が楽しめるワインバーや限定ワインも購入できるショップ、セミナールームを併設。富士山や南アルプス山麓を望む美しいロケーションの中で、山梨のテロワールを活かしたワインを楽しんでみては。
●本坊酒造株式会社 マルス穂坂ワイナリー
山梨県韮崎市穂坂町上今井8-1 TEL:0551-45-8511 営業時間 3月-11月:9:00-17:00 12月-2月:10:00-16:00 本坊酒造HP:https://www.hombo.co.jp/