お出汁が決め手、簡単華やか! おもてなし料理 ⑧お酢のパワー!野菜のピクルス
こんにちは、三好万記子です。
今年は梅雨の入りが、20日前後も早かったようです。梅雨時は、湿度や気温が高い時もあれば、雨が続いて冷え込んだり、真夏のように熱くなったりと、安定しないお天気に。体調を崩しやすい時期でもあります。
さあ、今回は、野菜の美味しいこの時期に保存食としてのピクルスをご紹介します。梅雨どきの鬱陶しい日々に、お酢のパワーでぜひ元気を出してください。またこのピクルスを使って、ベトナムのサンドイッチ「バインミー」を作ってみましょう。ここ数年の間に専門店も増えて人気が定着したバインミーは、カリッとしたフランスパン、ボリュームのある具材に甘酸っぱいテイストという組み合わせが若い女性を虜にしているベトナムのソウルフードです。
Main dish「彩り野菜のピクルス」
材料
赤パプリカ 1/4個
黄パプリカ 1/4個
ヤングコーン 4個
カリフラワー 1/4個
その他お好みの旬の野菜
(マリネ液)
米酢 150cc
水 100cc
きび糖 大さじ4
塩 小さじ2
にんにく 1片
赤唐辛子 1本
ローリエ 1枚
コリアンダーシード 小さじ1/2
メープルシロップ 大さじ1/2
作り方
1. にんにくはスライスし、鍋にメープルシロップ以外のマリネ液の材料を全て入れる。火にかけて煮立ったら5~6秒ほど煮て火を消し、少し冷ましてからメープルシロップを加える。
2.カリフラワーとヤングコーンはさっと塩茹でする。野菜をマリネ液に漬け込む。
~Maki‘s tips〜
マリネ液をさっと煮、漬けることで赤唐辛子、ローリエ、コリアンダーシードの香りや風味がつくという意味ではこれも出汁、新しいDASHIと言えるでしょう。煮すぎないこと、そしてメープルシロップを入れるのは少し冷めてから、というのが大切です。
■Side dish①簡単バインミー
「彩り野菜のピクルス」とバゲットがあれば、バインミーが簡単にできます。具材は、レバーペースト、卵焼き、チキン、ハムなどなんでもお好みのものを。バゲットにレタス、「彩り野菜のピクルス」を刻んだもの、お好みの食材を挟んだら仕上げにヌクマムをふってみてください。心はすっかりベトナムの街角を歩いている気分に!
~Maki‘s tips〜
ヌクマムは、ニョクマムなどとも言われるベトナム料理に使われる調味料。
小魚と塩を原料とする魚醤の一種です。ナンプラーで代用もできます。
Side dish②コーヒーゼリー
バインミーの食後には濃いめのコーヒーゼリーを。練乳をかけるとベトナム風デザートになります!
コースターやランチョンマットの色を変えて気分転換をしたり、定番のお皿や器を夏素材に変えてみたり、ちょっとした工夫でいつもと違う食卓が楽しめます。ご紹介した彩り野菜のピクルスなどは、見た目も鮮やかなので、テーブルにそのまま出だしてもいいですね。
パリ「ル・コルドンブルー」で本格フレンチを習得。現在、自宅で料理サロン「ターブルドール」を主宰するかたわら、各種パーティの企画・ケータリングやカフェのプロデュースも行う。創作フレンチはもちろん、日本料理、アジア料理と幅広いメニューに定評がある。20年9月には、兵庫県芦屋市でレストラン「78Fuzuki Yaoka(文月八日)」を開業。
@makikotabledor