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タケムラダイの日本全国・美味しい冷食
第四十四回 なかの家「なかののこびり 酒まんじゅう」

第四十四回 なかの家「なかののこびり 酒まんじゅう」

地元のお母さんたちの手作りの味!大分発の絶品おやつ!

前回、某ラジオ番組出演の際に取り上げた「幻の赤しそ寿司」という大分県発の冷凍食品をご紹介させて頂いたのだが、今回はその第2弾である。

山と海に囲まれた自然豊かな県である大分において、「幻の赤しそ寿司」を海側のグルメとするならば、今回ご紹介する「なかののこびり 酒まんじゅう」は山側のグルメと言えるだろう。

この商品が作られている大分県豊後大野市は、九州で唯一、日本ジオパークとユネスコエコパークの両方に認定されたほどに、豊かな自然が残る土地である。
景観も豊かで、日本最大級のアーチ式石橋である「虹潤橋」から見る大迫力の景観や、「日本の棚田百選」にも選ばれた段々畑の魅せるのどかな風景など、絶景ポイントも非常に多い。

そんな同市に古くから伝わる郷土のおやつが「なかののこびり 酒まんじゅう」だ。
「こびり」というのは方言で、農作業の合間に食べるおやつを指す。

地元のお母さんがたが毎朝2時(朝というか深夜)から、せっせと手作りをしているそうで、その様子を映した動画を拝見したのだが、愛情を込めて一つ一つ丁寧に作られているのがわかる。
※動画はコチラから。

古来より伝わる昔ながらの製法で作られており、膨張剤を使わず、米麹から作った手作りの酵母液でふんわりと膨らませた添加物不使用の優しい酒まんじゅう。
これが絶品なのだ。

ふっくらとしながらも、驚くほどもちもちとした食感の生地を割ると、立ち上る湯気からフワッと米麹のほのかな香りがする。
中には甘さ控えめの小豆あんがたっぷりと入っており、ふんわりもちもちの生地との相性も抜群である。

一つのサイズがそれほど大きくないこともあるが、あまりの美味しさに食べてはレンチン、食べてはレンチンを繰り返し、気付けば一箱に12個入っていたまんじゅうがあっという間に半分ほどになっていた。

地元のお母さんたちの優しさが体中に沁み渡り、ほっこりとした気持ちになれる唯一無二の「こびり」を、皆さんにもご体感頂きたい。

タケムラダイのワンポイントアドバイス!

ヨモギやシソなどを練り込んだ「あんもち」や「ゆでもち」という商品も非常に美味!
3種が詰め合わせになったもあるので試してみるべし!

タケムラダイの冷食品評

美味しさ:自信をもってオススメできる商品のみ紹介するので基本的には星5。(星5超えがあるかも?)
入手のし易さ:数量限定品や季節限定品などは星が少なくなる。
デザイン性:パッケージや盛り付けなど、商品としての美しさ。
ボリューム感:成人男性基準での満腹度。
調理の手間:調理の手間が簡単であればあるほど星が多い。

【評価】

美味しさ ★★★★★

入手し易さ ★★★

デザイン性 ★★★★

ボリューム感 ★(※いくつ食べるかにもよる)

調理の手間 ★★★★★

今回紹介した冷凍食品

商品名: なかののこびり 酒まんじゅう
メーカー名: なかの家
価格:2,160円(税込)※12個入りの価格
購入できる場所:公式オンラインストア他
公式ページ:https://nakanoya-kiyokawa.com
公式オンラインストア:https://nakano-ya.shop-pro.jp
※筆者調べ

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タケムラダイ

冷凍食品マイスター/電子レンジ料理研究家/フードコンサルタント

商品プロデュース業で多忙を極めていた際に、手軽で便利で美味しい冷凍食品と出会い、その魅力に取り憑かれる。毎日欠かさず、20年以上に渡って冷凍食品を食べ続ける筋金入りの冷凍食品マニアとして知られるようになり、テレビやラジオ、雑誌など多数のメディアに出演。現在は通算10000食以上の冷凍食品を食べた経験を活かし、冷凍食品のプロデュースやアレンジレシピの考案、食品メーカーや飲食店などのメニュー開発を手掛けるなど、料理研究家としての活動も多岐に及んでいる。

Twitter:@dai_takemura
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近著『1万食の冷凍食品を食べつくしたプロが考えた!! プラス1食材でバリエーション無限大! 冷凍食品アレンジ神レシピ大全』(宝島社)