和食STYLE

農水省「和食文化バトンカレッジ 2020」に 野崎ゆみこさんと参加しました!

2020年11月24日、農林水産省にて「和食文化バトンカレッジ 2020」が開催されました。今回は感染防止対策として最小限の規模と人数、そして換気も整った万全の体制での会となりました。
2021年1月光文社より著書が出版される、美肌管理栄養士・麹マイスターの野崎ゆみこさんとともに参加レポートをお送りいたします。

今回参加した「発酵食から食文化を考える」の部でスタートを切ったのは発酵デザイナーの小倉ヒラクさん。 30分という短い時間のなか、駆け足で日本の発酵食品の奥深さ、微生物たちの小さな営みが味噌や醤油といったスタンダードな和食の食材だけでなく地域固有の不可思議な食文化の中に溶け込んでいること。それだけでなく日本人の思想や信仰など風土にも大きな役割を担っていることを語ってくださいました。

同時通訳ならぬ、同時イラスト(グラフック・レコーディング)で分かりやすく進行しました。菌や微生物たちによって発酵が進み、植物や生物が本来持っている味から全く変わったものに変化すること、まさに発酵は『蘇りの象徴』ともいえるんです。

和ごはん月間中(11/1〜30)に、農林水産省内の売店や書店では、2020年のテーマである「発酵」関連のコーナーが特設されていて野崎さんも興味津々。野崎さん「これは何ですか︖」小倉ヒラクさん「これは牛のおしっこを発酵させた消臭剤なんですよ︕」野崎さん「!!!!」(笑)

パネラーによるトークセッションでは、小倉ヒラクさんをはじめ五味醤油の五味洋子さん、良品計画の鈴木美智子さんを交えて農林水産省の担当審議官とともに日本の発酵食品のさらなる躍進、海外へのアプローチなど発酵文化の輝かしい未来像についても語られました。また、最後には「農業女子 PJ」より届いた規格外品の野菜を発酵ぬか床で漬けるワークショップも開催されました。

「こんな状況でしたが、内容は盛りだくさん。お話も面白くて、コロナ禍が終わったら、またぜひ参加したいですね︕」と野崎さんも大満足でした。