京都・岡崎公園で12月23日~開催 京野菜をラーメンやご当地グルメで
平安京の遷都以来、千年以上に渡り日本の都として栄えてきた京都。日本の中心地として多様な文化と関わり、独自の食文化「京料理」が発展しました。素材の味と見た目を活かした料理で客人をもてなす京料理を支えてきた大切な食材こそ、京野菜。 柔らかくて甘みがある「九条ねぎ」を代表に、春には「京たけのこ」、夏には「賀茂なす」、秋には「丹波くり」、そして今の時期には「聖護院だいこん」や「堀川ごぼう」など、四季折々で特徴的な作物が生産されています。 この京野菜をはじめ、京都の風土が育んだ滋味豊かな味と香りを持つ農産品の魅力を発信するイベント「京野菜フェスティバル2016」が、12月23日から25日までの3日間開催されます。
今年で第5回目の開催となる「京野菜フェスティバル」。平安神宮の正面に広がる岡崎公園が会場となる今回のイベントの見どころは大きく3つあり、一つ目は、全国の有名ラーメン店が京野菜を使ってその腕を競い合う「京野菜たっぷり九条ねぎラーメンバトル(23日~25日)」。 二つ目は、府内の名物ご当地グルメが一堂に会する「京都ご当地グルメフェスティバル(23日~24日)」。そして三つ目が、旬の京野菜や京都産の新鮮な農産品が並ぶ「正月用京野菜・京都府内産品PR販売(23日~25日)」です。 これらのメインプログラムの中でも人気が高いのがラーメンバトル。今回は、北は福島県から南は宮崎県まで10件のラーメンの名店が集合。タイトルのごとく九条ねぎはもちろん京野菜をたっぷりと使用して、それぞれのお店がこのイベントのためだけに作り上げた自慢の1杯を披露。 京野菜をテーマに、この時、この場所でしか食べられない名店の味が堪能できるとあって、これを目当てに訪れる来場者も多いという毎年恒例の大人気イベントです。
また、開催期間を通じて行われるイベントに加えて日替わりイベントも開催を予定。イベント初日の12月23日に行われる「きき酒・販売会」には、府内の蔵元8社が京都府オリジナルの米品種「祝」や「京の輝き」を使った18銘柄の日本酒を出品。お米も水も技術もすべて京都産のお酒をチケット制で飲み比べ、お気に入りの品はその場で購入できます。 24日に行われるのが京都の有名料亭が手がけたおせち料理の販売。「京懐石美濃吉本店竹茂楼」、「御料理井傳」、「京料理 六盛」という3つの名店が腕によりをかけたおせち料理が、お正月を美味しく華やかに彩ってくれます。 そして最終日となる25日には、京都の特産品をたっぷりと使用した「大鍋大会」を開催。身も心もほっと暖まる温かい鍋料理が販売されます。
他にも、市内の文化施設と連携したクイズラリーやステージでのクイズイベントなどが行われるなど、楽しさ目白押しの3日間。京都の歴史のように奥深い味わいをもつ京野菜を堪能しながらイベントを盛り上げて、寒空を吹き飛ばしてしまいましょう。
●京野菜フェスティバル2016
場所:岡崎公園(京都市左京区岡崎最勝寺町) 開催日:12月23日〜25日 開催時間:10:00〜20:00(最終日は16:00まで) 入場料:無料