10月27日オープンの新店舗は 江戸の風情あふれる劇場型寿司店
押し寿司、巻き寿司、ちらし寿司などバリエーションに富んだお寿司。数々の種類のなかでも海外でも広く認知されているのが、江戸時代に生まれた握り寿司です。 今や日本の枠を飛び越えて世界中で愛される日本の寿司文化。それを生み出した江戸の文化と芸術を体験できる寿司店「板前寿司 江戸」が、東京・赤坂見附にオープンしました。
威勢の良い掛け声と共に客席へと案内されると、そこは調理場を正面にボックス席が階段状に連なった映画館のような空間。壁や天井には浮世絵、提灯、枡、西陣織など伝統的な工芸品が装飾として大胆に配されており、きらびやかで壮大な世界が広がっています。 江戸時代に迷い込んだようなこの不思議な空間で楽しめるのが、築地から仕入れた新鮮な食材の絶品の味。そして、職人技が光るライブパフォーマンスです。 パフォーマンスの起点となるのは、食材を詰めたネタ箱がまるで市場のように並ぶ、正面の調理場。江戸時代に寿司が供されていた屋台をモチーフにした、通称「江戸屋台」です。ネタ箱から好みの食材を選び、寿司・刺身・焼き・蒸し・煮付けなど調理方法を決めると板前さんが調理を開始。ネタ箱を取り囲むカウンター席の目の前で、臨場感たっぷりに料理を仕上げてくれます。 店内は江戸屋台から離れるに従って位置が高くなる構造なので、カウンター席のみならずボックス席の高い位置からでも職人技を見て楽しめるのも嬉しいところ。江戸屋台で行われるライブパフォーマンスの他にも、テーブルに置かれた鉄釜で仕上げのフランベが行われ、目の前で豪快な火柱を上げながら香ばしく焼きあがる「ボルケーノ まぐろカマ¥1,800」も圧巻。
他にも、ずわいがに、ネギトロ、ウニ、いくらがこぼれるほどたっぷりと細巻きの上に載っており、自分好みのネタの贅沢な組み合わせを存分に楽しめる「こぼレインボー寿司¥2,980」や、その日仕入れた旬の鮮魚を枡のタワーに天高く盛りつけた「江戸タワー 旬の刺身盛り合わせ¥3,980」など、思わず写真を撮って人に自慢したくなるようなメニューが揃っています。味も見た目も粋な料理をつまみに日本酒を舌の上に転がせば、まるで江戸の舞台の登場人物になったよう。「板前寿司 江戸」という名の劇場が見せてくれる、夢のようなひと時を楽しめます。
※価格は税抜
●板前寿司 江戸
住所 東京都港区赤坂3-9-2 No.R赤坂見附1F TEL 03-5797-7347 営業時間 11:30〜23:00(L.O.22:30) 定休日 無休