2023.07.19

タケムラダイの日本全国・美味しい冷食
第十八回 SAZANKA「熟成やきいも＆極蜜熟成やきいも」

第十八回 SAZANKA「熟成やきいも＆極蜜熟成やきいも」

驚愕の糖度！黄金色に輝く宮崎発の極上スイーツ！

前回の「パテ・ド・フォアグラ」に続いて、今回も食品展示会で見つけた冷凍食品をご紹介しようと思う。

出会いは2023年の6月に開催された大規模な展示会。
三日間の開催期間が設けられていたのだが、私のスケジュールの合う日程が一日しか無かったため、可能な限り多くの商品を見るべく、会場の全体マップと長年の経験で培った美味しい冷食を察知する能力（名付けて“冷ダー”）を頼りに、かなりの早足で会場を回っていた。

通路の左右に所狭しと軒を連ねる大小様々なブース。
試食の品が並べられたトレイを片手に集客をするアテンドスタッフ。
そして、賑わうあまたの来場者の渦をかいくぐり、たどり着いた先に見つけた黄金色に輝く“ひとつなぎの大秘宝”ならぬ“ひとつまみ（試食品だけに）の極上冷食”！！

・・・と、少々演出過剰気味にはなったが、冷食マニアの私にとってはそれほどの出会いと言っても決して大袈裟ではない素晴らしい商品だったのだ。

艶やかな黄金色の輝きを放っていたもの。
それは「冷凍の焼き芋」である。

これまでにも何度か、美味しい冷凍の焼き芋には出会ってきたのだが、まずビジュアルからして、私が見てきたものとは大きく異なっていた。

黄金色に焼き上げられたさつま芋から溢れる大量の蜜！蜜！蜜！
さつま芋の皮の表面から湧き出た琥珀色の濃蜜が、さつま芋の下まで滴っているではないか。

「これは、とんでもないお宝を発見してしまったかもしれない…」

その期待は試食用に用意された一片の焼き芋を口にして秒速で確信へと変わる。
想像を遥かに超えた驚愕の甘さ！！
三日三晩、シロップに漬け込んでいたのかと疑ってしまうほどだが、詳しく聞いてみるとそこには納得の手間とこだわりが詰まっていた。

さつま芋は中心の糖度よりも皮目付近の表面糖度の方が高いため、焼き芋専用にあえて小さく細く育つように栽培をしているという。
そうして甘みという名のポテンシャルを蓄えたさつま芋は、日照時間が長く「日本のひなた」と称される宮崎県のひなたの恵みを活用した独自の熟成技術で三ヶ月以上熟成される。
それを自社工場で丁寧に、そしてじっくりと二度焼きする事で甘さを最大限まで引き出し、最高80度という信じられない糖度を実現しているのだ。

一般に流通している果物類で最も高糖度とされているバナナの平均糖度が20度であることを考えれば、この焼き芋がいかにとんでもない代物であるのかが理解できるのではないだろうか。

オンラインショップには一度焼きで糖度50度以上の「熟成やきいも」と、二度焼きで最高糖度80度の「極蜜熟成やきいも」の食べ比べセットという商品があるので、是非ともそれぞれをじっくりと食べ比べて頂きたい。
私が「お宝」と称した理由がわかるはずだから。

タケムラダイのワンポイントアドバイス！

電子レンジやトースターで温めて食べた後は、半解凍にしてアイスのように食べるべし！

タケムラダイの冷食品評

美味しさ：自信をもってオススメできる商品のみ紹介するので基本的には星５。（星５超えがあるかも？）
入手のし易さ：数量限定品や季節限定品などは星が少なくなる。
デザイン性：パッケージや盛り付けなど、商品としての美しさ。
ボリューム感：成人男性基準での満腹度。
調理の手間：調理の手間が簡単であればあるほど星が多い。

【評価】

美味しさ ★★★★★

入手し易さ ★★

デザイン性 ★★★★

ボリューム感 ★★★★★

調理の手間 ★★★★

今回紹介した冷凍食品

商品名：熟成やきいも＆極蜜熟成やきいも食べ比べセット（1kg）
製造者：株式会社FLAP
価格：3,726円（税込）
公式サイト：https://sazanka-oimo.jp/
オンラインショップ：https://sazanka-oimo.jp/products/list
取り扱いショップ：https://sazanka-oimo.jp/content/shop_list

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