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神楽坂「八百屋 瑞花」で 今が旬の野菜について伺いました

「八百屋 瑞花」は、「これは美味しい!」と惚れ込んだ、美味しく、安心して食べられる旬の野菜や食品を、全国から厳選して紹介している野菜のセレクトショップです。野菜本来が持つエネルギーを最大限に蓄えた旬の時季を見極めて仕入れるため、自ずと露地栽培のものが中心となり、店内には太陽をいっぱい浴びて健康的に育った季節の野菜が並んでいます。一般的なスーパーでは、年中手に入るものでも、八百屋 瑞花では本来の旬の時季のみ扱うため、一番おいしい時季に出会えます。

鮮度抜群の瑞々しい定番野菜のほか、地域に根付いた伝統野菜など希少性の高い品種にも出会えるのが魅力。たとえば、取材時(5月上旬)に店頭に並んでいたのは、こしあぶら、タラの芽、こごみ、しどけなど種類豊富な山菜類をはじめ、都内ではほとんど見かけることのない越前赤そら豆など。八百屋 瑞花では、種の保存も大事なテーマとしていて、古来からその土地で作られてきた野菜を食べ続けていく提案もしているそう。



さて、定番野菜の中でこの時季オススメのひとつが、新玉ねぎ。八百屋 瑞花で扱う愛知県の農家さんの露地栽培の玉ねぎは3月下旬から出始め、5月になると甘みとコクが増して美味しさのピークに。最低限の肥料を与えることですっきりとしていて、ほんのりとした甘みも特徴。5月は、1か月間“新玉ねぎフェア”を開催していて、より美味しく食べるための食べ方の提案も行っています。



たとえば、生で食べる場合は水にさらさず、スライスして軽く塩をまぶし、ザルに広げ、30分ほど空気に触れさせるのがコツ。こうした方が水っぽくなるのを避けて、ほどよく辛みを取ることができるそうです。
それから、辛みを取った新玉ネギは、トマトやスナップエンドウなど、同じ時季の旬野菜と一緒にオリーブオイル、白ワインビネガー、塩で和えても美味しいそう。もちろん、加熱調理もできるので、浅く煮込むか、蒸す、炒める、揚げるなどがオススメで、鶏肉やトマトと煮込む時などは後入れしてサッと煮込むと良いそうです。

生命力に満ちた旬のものを食べると体調も整い、何より「野菜ってこんなに美味しかったの?」と、新鮮な驚きを覚えるはずです。
新玉ねぎは¥80/100gで1個¥200ほど。1個から必要な分だけ購入できます。



●八百屋 瑞花

東京都新宿区神楽坂6-8-27 シゾン神楽坂1F
℡ 03-6457-5165
営 11:00~20:00(日・祝~19:00)
休 水曜
http://www.suika.me