Foodnia Japan 食の国 日本 連載 第66回
銀座8丁目8番8号。三つの「八」を冠した和食物販「八八八(hachi) 」がオープン!
2019年4月25日(木)。銀座八丁目八番八号にある和食の物販店をプロデュースさせていただきました。その名も「銀座里仙(りせん) 八八八(hachi)」です。
このお店は、実は近接している「銀座割烹 里仙(http://risen.jp/)」の料理人が監修のもと、里仙でお出しさせていただいている数々の商品のうち、とりわけ好評をいただいている「和菓子」や「おつまみ」「お酒や調味料」などを中心に、特別な方への贈り物やご家庭できちんとお召し上がりできるように、ご用意できる商品を一から開発し、お届けすることを考え、商品をこしらえました。食べていただく皆様に、できるだけ美味しく、新鮮なものを召し上がっていただくために、一部冷凍商品については、ご予約ののち、お渡しという形を取りました。
「銀座8丁目」は、やや新橋寄りで、昔ながらの銀座の良さを残した地域です。周りはほとんど飲食店、クラブが多く犇めきあっている場所です。またこのお店の場所は、江戸情緒を残す「銀座の最後の砦」と言われている由緒ある「金春(こんぱる)通り」でもあります。
室町時代以来繁栄し、江戸時代初期から観世太夫とともに江戸で能を演じていた名家、金春流の屋敷があったことから、その名をとどめていますが、昔、能芸者が歌や舞などの芸に秀で、おもてなしの才能にも長けていたことから、昭和40年代まで多くの芸者の集る花街として賑わっておりました。
そうした中、弊社がこのお店に掛ける思いとしては、
1、旬の素材を生かした、至高の料理を愉しむ。
2、洗練された盛り付けや吟味された器を愉しむ。
3、まごころのこもったおもてなしを愉しむ。
このいくつかの愉しみが、食を健康へと導く大きな支えとなる、と考えました。
改めて日本食、和食の良さを鑑みた場合、そこで提供したい商品は、銀座割烹 里仙の、食にかける「おもてなし」と思っています。普段からこの割烹屋をご愛顧いただいております皆様に、手間ひまかけて、生み出される割烹の数々の味を気軽にお持ち帰りいただけるような商品を提供することが新たなチャレンジではないかと考えました。心と体で「感じる」を愉しむことが、「新たな、和食に対する、食の接点作り」だ、と思っています。
さて、この秋11月には、渋谷駅上に新しくできる商業施設に、海外から運んでくる食のブランド作りを実施しております。実はテーマは「和」です。こちらも新しいブランド作りで、四苦八苦しながら、試食含め作り始めております。ぜひ楽しみにしていてください!
[店舗情報]
銀座里仙「八八八(hachi)」
〒104-0061 東京都中央区銀座8丁目8番8号
TEL 03-3289-2788
営業時間 11:00-22:00
定休日 不定休
アクセス 東京メトロ「銀座駅」徒歩5分/「新橋駅」、それぞれから金春通りまで徒歩5分
松田龍太郎
2010年より株式会社oiseau(オアゾ)を設立。主に食にまつわる事業開発・店舗開発では、これまで50店舗以上を手掛け、一方企画・プロデュースの分野では、元テレビ局カメラマンとして、食に限らずメディア、PRコンテンツの発信、企画展開を得意としている。2020年4月より「奈良蔦屋書店」2階に「ブラッスリーアンド カフェ ウグイス」として新たなポップアップレストランを、そして同じく同月、青森県弘前市に開館予定「弘前れんが倉庫美術館」に付帯するカフェ「CAFE & RESTAURANT BRICK」を、それぞれ立ち上げ、運営・事業を作り上げている。
http://www.oiseau.co.jp