和食STYLE

食の国日本〝食〟プロデューサー 松田龍太郎ブログ

Foodnia Japan 食の国 日本 連載 第42回

[人と食の接点を、よりよくすること]

早いもので2018年1月も、もう終わろうとしています。

ずいぶん前のことのように感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、みなさまは今年どんな予定で年を越しましたか?

私はというと、本当に「何もない」年末年始で、妻と子ども、そして妻の姉妹とまた子どもたちと一緒に昨年と同じ栃木県にて年を越しました。

さて、今回私が掲げる大きなポイントとしては、今回のテーマでもある「人と食の接点を、よりよくすること」です。

これまで、私たちは「食のスタンダードをあげていく」ことをテーマに、食品メーカーさんのプロモーションや商品開発に紐づいた販促活動を主に実践してまいりました。そうした中で私たちが気づくこととして、「朝も昼も夜も、この商品、この場所にたどりつくお客様の性質は異なる。けれども、商品には『ターゲット』があり、実は紐づけられていないのでは?」と思うことが多くなりました。

2001年から、もはや18年。

当時の販促活動と今実施すべき販促活動は大きく異なります。SNSを活用しながらも、人口減少に押され、「人材募集」を謳う会社も多いという現象が見え始めています。

そのような中、朝起きて(例えば7時)夜寝るまで(例えば24時)、商品のある「場所(コンビニ、冷蔵庫、レストランなど)」、この商品に「いつどこで出合えるのか?」というセレンディピティを考えていく時間がとても大事だと思うようになりました。

その出合う場所や売り場を私たちがより良くすることによって、お客さんが「ホッとする」「嬉しくなる」「健康になる」というタイミングに出合うのであれば、農家や食品メーカー、スーパーなど、これまで単にお仕事として考えていたお客様とまったく違った方向で、お仕事ができるのではと思い始めています。

そういう中で、私たちは、この会社名である「株式会社oiseau(オアゾ/英語小文字です!)」を変更させて、新たなステップに踏み出そうと思っています。

まもなく会社名、発表間近です。是非楽しみにしていてください。

さて今回は珍しく「写真ゼロ」です(笑)

引き続きよろしくお願いいたします。

松田龍太郎

松田龍太郎

2010年より株式会社oiseau(オアゾ)を設立。主に食にまつわる事業開発・店舗開発では、これまで50店舗以上を手掛け、一方企画・プロデュースの分野では、元テレビ局カメラマンとして、食に限らずメディア、PRコンテンツの発信、企画展開を得意としている。2020年4月より「奈良蔦屋書店」2階に「ブラッスリーアンド カフェ ウグイス」として新たなポップアップレストランを、そして同じく同月、青森県弘前市に開館予定「弘前れんが倉庫美術館」に付帯するカフェ「CAFE & RESTAURANT BRICK」を、それぞれ立ち上げ、運営・事業を作り上げている。
http://www.oiseau.co.jp