和食STYLE

日本名産紀行 柘いつか 第45回 福井県 UMIKARAの漬け丼

作家/旅行作家 柘いつか – Itsuka Tsuge –

福井で育まれた雲丹文化。
これまでの二百年と、これからの二百年の食文化を長く伝えるために。

日本で一番、海に近いマーケット「UMIKARA」
お魚好きにはたまらない、どれにしようかなのラインアップ

福井県大飯群高浜町は、かつて漁業が栄え、無数の漁具倉庫が並ぶ漁師町でした。 2021年7月7日 福井県高浜町にオープンした、魚と旅するマーケット「UMIKARA」は、可愛らしいネーミングと、HPが嬉しい迷いを誘います。

1日中楽しめる、お魚にまつわるエンターテイメントが、ギュッと集まった新感覚のマーケット。
大人も子供も参加できる毎月第1土曜に開催する昼市(魚食中心の屋台・体験イベント等)から、若狭湾で獲れた季節とともに変わる旬なお魚が食べられるレストランが併設され、日本海を眺めながら食事が楽しめるテラスもあります。

漁港と隣接した立地条件を存分に生かし、「若狭ぐじ」などのブランド魚から低未利用魚まで、毎日水揚げされた新鮮な魚介を味わうことができます。

UMIKARAで働く多くのスタッフは高浜町で生まれ育ちました。
子供の頃から見ていたかっこいい漁師の姿や、季節の魚食を長年模索した結果、漁師の魅力、漁業のすごさ、魚食の大切を伝えていくことを目的とした「UMIKARA」が誕生しました。

魚介を使ったお惣菜、加工品などもバラエティ豊かに取り扱い、毎日のお買い物から旅行のおみやげ選び、ご家庭でもいただるオンラインショップまで地元を中心に好評を得ています。

UMIKARA食堂の味。手軽に食べられる本格「漬け丼」
「UMIKARA」のうみから食堂でも1,2位を争う人気の漬け丼がご家庭で楽しめます。新鮮な魚をオリジナルブレンドの調味タレに漬け込んだ本格派。プラス練りごまで、まろやかに仕上げた真鯛と連子鯛があります。

・真はたの漬け丼
2021 年に福井県内で開催された6市町から7つの漁港が集まる「越前若狭 紅白味自慢」で行われた料理コンテスト「福いいネ!tOtO-Oneグランプリ」で、見事グランプリに!弾力のある食感が特徴の真はたを甘しょっぱい醤油漬けで食べるという新しい食べ方に高評価を得ました。
さらに全国から110点以上の商品が寄せられる全国商工会連合会のコンテスト「バイヤーズルーム2021」で、美味しさはもちろん、解凍するだけのお手軽さにも注目を集め、審査員特別賞を受賞しました。
そのまま食べるのはもちろん、出汁茶漬けにしても絶品です。

・連子鯛の漬け丼
連子鯛の漬け丼は、うみから食堂のメニューにはない、UMIKARASelectだけの味わい。楽しめるのは、オンラインのみです。練りごまプラスのオリジナル調味タレが、柔らかく淡泊な連子鯛によく合います。

・ふくいサーモンの漬け丼
福井の海の低水温環境を生かして養殖されたブランド魚・ふくいサーモンを使用。上品な脂ともっちりとした食感、さらに芳醇な旨味が楽しめる極上のサーモンです。
オリジナルブランドの調味タレとコチュジャン、おろしにんにくで味付け。サーモンのコク深さを生かした、ユッケ風の漬け丼です。あたたかいごはんとの相性がバツグンなのはもちろん、そのままお酒のおつまみにも。

・よっぱらいサバの漬け丼
小浜市で養殖されたブランド魚のよっぱらいサバをセレクトし、酒粕を混ぜた餌を与えているのが特徴で、深い旨味と甘さ、爽やかな酸味が口の中に広がります。味を引き立てるため、おろしショウガとすりごまでオリジナルブレンドのタレをさっぱり味にアレンジ。
ショウガのスパイシーな香りが食欲をそそります。旨味とコクを楽しみながら、クセと臭みはしっかり抑えた、美味しいトコ取りの漬け丼です。

・イカの漬け丼
ねっとりとしたイカに、オリジナルブレンドの調味タレがよくからみます。さらに柚子胡椒を加えて、ピリ辛テイストに。ふわっと鼻を抜ける、上品なゆずの香りも魅力のひとつ。

忙しい1日の終わりに、献立を考え忘れた時でも、あたたかごはんにかけるだけの手軽さで最高級の味が楽しめる。晩酌のお供にしても、いいですね。

UMIKARA Select漬け丼
https://shop.umikara.co.jp/shopbrand/ct20

柘いつか – Itsuka Tsuge –

作家。東京都生まれ。
世界50 カ国以上を訪れ、各界に多彩な人脈を持つ。山の生活のムーミン谷は卒業して、今度は海の生活のトカイナカ(都会田舎)に移住することを考えている今日この頃。
『一流のサービスを受ける人になる方法 極(きわみ)』(光文社)が好評発売中。ベストセラーとなった『別れたほうがイイ男 手放してはいけないイイ男』『成功する男はみな、非情である。』はアジア各国で翻訳された。
北海道の専門誌『カーピアセロム』で「いつかの世界通信」連載開始。
https://itsuka-k.com