和食STYLE

日本名産紀行 柘いつか 第31回 宮崎県「くらぞの牧場」の牛ハム

作家/旅行作家 柘いつか – Itsuka Tsuge –

国内最高峰ブランドの誇り
九州の宮崎県南西部、四季折々に咲き乱れる花の数々、満点の夜空に降り注ぐ星と、ホタルの群遊、豊富に湧き上がる名水などの自然に恵まれた小林市の人里離れた山奥に、倉薗牧場の牛舎はあります。

霧島連山に見守られ、広大な敷地の中で、澄んだ空気、燦々と降り注ぐ太陽、心地よい風に包まれながら、さらに山奥の静かな環境で育み、音によるストレスもフリーな状態で牛たちは自由に育ち、時間と手間をかけてゆっくりと成長してゆき、毎年の肉質各付評価でも常に好成績を収める結果となっています。

宮崎牛専門店「ビーフクックくらぞの」が、創業から70年以上の歴史の中で代々受け継いできたものは、牛への愛情です。これこそが、良質な「倉薗牛」の原点なのです。

肉質に大きく影響が出るため、餌の製法にもこだわっています。粉末の穀物と新鮮な牧草にビタミンを加えた飼料を、牛の成長に合わせて、バランス調整しながら給餌しています。飼育期間も一般的な期間よりも長く、餌代やコストがその分かかりますが、私たちが望む、美味しい肉質と脂を得ることができます。

ANA国際線ファーストクラスで食せる「牛ハム」の逸品とは
「ビーフクックくらぞの」では、自慢の牛肉を部位毎にも販売していますが、今回は加工品をピックアップ。

まずは、2020年冬季のANA 国際線ファーストクラスの機内食として提供された、「倉薗牛生ハム ブレザオラ」。生ハムといえば豚肉が定番ですが、今まで見たことも食べたこともない、珍しい真っ赤に燃える黒毛和牛の極上の肉質と、きめ細かなサシが特徴で、ほのかな甘みと高い香りが広がります。とろけるような食感と、シャンパンやお酒に合いそうな程よい塩味、臭くないのにしっかりとした味わいが特徴で、おもてなしや特別な時間にも最適な逸品です。

さっぱりとした味わいが人気の、牛のタンを使った限定生ハムや、ジャーキーのように硬めに仕上げた薫製もおすすめです。これらは「ビーフクックくらぞの」の店内でしか提供していない商品で、通販での限定発売になります。

また、「倉薗牛生ハム ブレザオラ」が入ったお試しセットもおススメです。他にも、倉薗牛の肉汁があふれ出る餃子は、やみつきになること間違いなし。倉薗牛を、100%使用した贅沢なオリジナルハンバーグは、ジュワッと溢れ出す肉汁と食感が忘れられない贅沢な逸品です。3 つの商品が奏でる倉薗牛の美味しさを是非ご堪能ください。

ビーフクックくらぞの
https://www.niku.love/commitment/ana/

柘いつか – Itsuka Tsuge –

作家。東京都生まれ。
世界50カ国以上を訪れ、各界に多彩な人脈を持つ。ムーミン谷で人生初のトカイナカ(都会田舎)暮らしを始め、日本の良さを再認識している。
『一流のサービスを受ける人になる方法 極(きわみ)』(光文社)が好評発売中。ベストセラーとなった『別れたほうがイイ男 手放してはいけないイイ男』『成功する男はみな、非情である。』はアジア各国で翻訳された。
https://itsuka-k.com