日本名産紀行 柘いつか 第26回 沖縄育ちの「もとぶ牛」
作家/旅行作家 柘いつか – Itsuka Tsuge –
創業から30余年。沖縄育ちのブランド牛として「農林水産大臣賞最優秀賞」を受賞!
2016年の大晦日、堺正章さんがプロデュースした六本木の『炭火焼肉An』で、あのSMAPが解散の宴を開いたことが、マスコミで話題となりました。このお店は、堺さんが「もとぶ牛」の美味しさを東京でも堪能して欲しいという思いでされたお店です(現在は移転のため閉業中)。
もとぶ牧場では、「安全で安心できる美味しい牛肉」を目指し、出荷する牛はすべてトレ ーサビリティ(固体識別番号)で管理するだけでなく、一頭一頭厳格な管理の下、およそ2,000頭の牛を飼育。毎日の健康状態を欠かさずチェックしているから、病気や体調不良にもすぐに気づくことができます。
なによりも「牛にとって心地よい環境を作ってやりたい」というスタッフの思いが、牧場の美しい風景からも伝わってきます。
生後約9ヶ月の子牛を仕入れ、21ヶ月ほどストレスのない環境を整えて、丹精込めて肥育し、 750~850㎏ほどに成長させてから全国に出荷します。日本格付協会が認定した3等級以上の黒毛和牛で、甘みのある肉質が特長の和牛です。
それと同時に、繁殖母牛より、優良な子牛を産ませる取り組みもしています。
地元「オリオンビール」から排出されるビール粕を、発酵飼料の材料として利用
オリオンビール粕を使用した発酵飼料は、牛にとっても栄養価が高く、質の高い牛を育てるのに効果を発揮しています。
発酵飼料を作るのは、この道25 年のベテランスタッフ。乳酸菌を加えた、繊維質を多く含むオリオンビール粕に、配合飼料と糖蜜を混ぜた菌体醗酵飼料を与えることにより、オレイン酸等の不飽和脂肪酸の割合が高く、脂肪融点が低い、口溶けのよい、とろけるような甘さの肉に仕上がります。
初めてのご注文には「もとぶ牛お試しセット」がお勧め
・もとぶ牛ももステーキ
キメの細かさと霜降りの美しさが特徴です。厚切りながらも柔らかい口当たりと、噛むほどに溢れ出す肉の旨みとジューシーな脂はトップクラスです。レアで、わさびじょうゆでお召し上がりください。
・もとぶ牛スライス
甘くやわらかい風味で、肉じゃがやしゃぶしゃぶはもちろん、ミルフィーユカツにもぴったりです。
・もとぶ牧場ハンバーグ
南国の気候で育ったもとぶ牛だからこそ出せるお肉の甘みは絶品です。じゅわ〜っと溢れ出す肉汁、合成化学保存料を一切使っていない自然の旨みがします。
もとぶ牧場 オンラインショップ
http://www.motobu-farm-market.com
作家。東京都生まれ。
世界50カ国以上を訪れ、各界に多彩な人脈を持つ。ムーミン谷で人生初のトカイナカ(都会田舎)暮らしを始め、日本の良さを再認識している。
『一流のサービスを受ける人になる方法 極(きわみ)』(光文社)が好評発売中。ベストセラーとなった『別れたほうがイイ男 手放してはいけないイイ男』『成功する男はみな、非情である。』はアジア各国で翻訳された。『月刊パセオフラメンコ10月号』にエッセイ掲載。
https://itsuka-k.com