和食STYLE

⽇本名産紀⾏ 柘いつか 第18回 ゆうき農園 八尾えだまめ

作家/旅行作家 柘いつか – Itsuka Tsuge –

肉厚でプリプリの食感、甘くて旨い! 八尾えだまめ
もうすぐ夏!といえば、ビールのおつまみとして、食べ始めると止まらなくなる枝豆。 大阪の東八尾市特産の地場野菜は「八尾野菜」と呼ばれています。中でも「八尾えだまめ」は、大きく張った身と甘みがすごいのが特徴です。
八尾の人は、遠足や運動会に持っていく日を楽しみにしています。

生産者は八尾堆肥研究会のゆうき農園の5代目、結城拓也さん。地域特産物マイスターにも認定されている枝豆作り名人です。
さやいっぱいに実がなってパンパンになるほど、じっくり育てられた、完熟で甘い極上の味がします。この日が最適、という日だけに収穫される枝豆は、大粒で甘味があって旨味がたっぷり、プリプリとした食感が最高です。
生産量が少なく、希少で、大阪で出回るのが精一杯という量なので、数量限定での出荷となります。

収穫から流通までこだわりを持ち、土作りから始まり、さまざまな肥料や育て方を試行錯誤してきました。10年以上の開発を経て、さらに美味しくなりました。

通常の枝豆は、バナナなどのように少し若いうちに収穫し、運んでいる間に大きくなるのですが、「八尾えだまめ」はギリギリまで待って収穫するので粒が大きいのだそうです。

生産時のこだわり4か条

1. 農薬は最低限で(ハウス栽培の場合は使わない)
2. 適度に湿った土を保つ
3. 水は地下水を汲み上げて使う
4. 品種と時期の組みあわせを考え、ギリギリまで太らせる。

枝豆が糖分をたくさん含む日の出前の、最も美味しい時間帯に収穫し、その日のうちに冷蔵の宅急便で、美味しいものをおいしいまま、皆様のお手元へお届けします。

枝豆は鮮度が命。冷やせば味変も!

枝豆の保存や食べ方には注意が必要です。結城さんは、とうもろこしのように扱っていただきたいとのこと。届いたら必ず冷蔵保存。届いた日から2 日以内にはお召し上がりください。できる限りその日のうちに!「八尾えだまめ」本来の美味しさをお楽しみいただけます。
※届いてすぐに茹でられない場合は、必ず冷蔵保存してください。

<八尾えだまめの美味しい食べ方>
1)枝豆の産毛をとるために、塩をまぶして軽くもみ洗いしする
2)底が浅めの鍋やフライパンなどに枝豆を入れて、4%の食塩水を入れる。
※ 食塩水の量は、枝豆の頭が出る程度。食塩水の入れすぎにご注意してください。
※鍋ではなくフライパンで茹でると、思ったより少ない水で茹でられます

3)フタをして、強火で茹でます。沸騰して2-3分で火を止めます。
※ 茹ですぎは厳禁です。旨味が逃げてしまいます。
4)ザルなどにとって素早く水を切ります。うちわや扇風機、または冷蔵庫に入れるなどして、できる限り早く冷やしてください。
5)茹でたあと、冷蔵庫に入れていただき、2-3日以内にお召し上がりください。冷やして食べると甘味が感じられます。ゆでたて、冷めてから、冷蔵庫に入れるとより甘みが感じられ、 味変します!

ゆうき農園では、八尾ブランド特産品の「八尾えだまめ」のほか、「八尾若ごぼう」や菊菜(春菊)をハウス及び露地で栽培しています。

ゆうき農園(八尾えだまめ)
https://anshindo-d.com/c/shop_category/shop_yasaikinoko/shop_yasaikinoko_edamame/424

柘いつか – Itsuka Tsuge –

作家。東京都生まれ。
世界 50 カ国以上を訪れ、各界に多彩な人脈を持つ。ムーミン谷でトカイナカ(都会田舎)暮らしを始め、日本の良さを再認識している。『一流のサービスを受ける人になる方法 極(きわみ)』(光文社)が好評発売中。
ベストセラーとなった『別れたほうがイイ男 手放してはいけないイイ男』『成功する男はみな、非情である。』はアジア各国で翻訳された。
https://itsuka-k.com