和食STYLE

⽇本名産紀⾏ 柘いつか 第14回 入間市 FAM FARMの有機野菜

作家/旅行作家 柘いつか – Itsuka Tsuge –

「定番の野菜を基本に、旬の野菜を四季を通じて作っています」

FAM FARM(ファム・ファーム)は、埼玉県入間市にある小さな有機農場です。​
園長の小島宏平さんが2008年に新規就農し、家族4人とパートで営んでいます。

7カ所に農園があって、常時10から20種の野菜を栽培しています。経営はとてもシンプル。季節の野菜を、農薬と化学肥料に頼らず栽培。採れたての野菜を畑からセレクトし、年間では50から60種の旬の野菜を詰め合わせて、300名以上の会員に定期宅配しています。

ベーシックな野菜の中に、いつも10%程度、楽しめる珍しい野菜を入れるようにしています。レシピや食べ方のレクチャーもしています。
蕪は甘いとか、葉付き野菜の葉が美味しいなど、お客様の喜びの声がダイレクトに届くところが、直接販売の利点です。

お客様は、食に対する意識の高い子育て世代の方々や、量はいらないから体にいいものを食べたいという年配のご夫婦まで幅広く、近くの方は、直接訪れる方もいらっしゃるとか。

「無農薬の方が、楽しいから」

昔、農家さんの研修で、農薬散布の手伝いもしていましたが、正直あまり楽しくはなく、独立したら、農薬は使わないと決めたそうです。
とは言っても、農薬や化学肥料に頼らずに野菜を育てるということは、簡単ではありません。辛いことも多々あるようで、野菜を健康に育てる、そのための知識や工夫が求められ、野菜の”旬”もよりシビアになります。

だからこそ、その中で育った野菜達は美味しくなるのではないかと思っています。
そしてそのやり方で育った野菜を食べることが楽しく、そう感じてくれる方に直接お届けしたい。農家も、食べる方の顔を見ながら作りたいのです。

FAM FARMは、こんな方におすすめです

◎こだわりの野菜を気軽に生活に取り入れてみたい方。
◎農家直送で農家とつながる食生活をしたい方。
​◎季節や自然、野菜を身近に感じたい方。
◎農家から直接購入することで農家を応援したい方。
◎スーパーでは見かけない野菜に時々出会いたい方。
◎野菜を買いに行く時間、手間を省きたい方。
◎お子様の野菜嫌いを直したい。食育をしたい方。

顔の見える野菜を目指して
毎日食べるものだからこそ、ていねいに、大事に、そして気軽に。FAM FARMでは、あなたのための野菜をつくります。つくる側も、つかう側も、なんだか楽しい。なんだか嬉しい。
このご時世、農家とつながる食生活は、疲弊した日々の暮らしをそっとやさしく、豊かなものに変えるのではないでしょうか。
さあ、届いた箱を開ければ、旬の野菜たちとご対面です!

FAM FARM
https://www.famfarm.net

柘いつか – Itsuka Tsuge –

作家。東京都生まれ。
世界 50 カ国以上を訪れ、各界に多彩な人脈を持つ。入間市でトカイナカ(都会田舎)暮らしを始め、日本の良さを再認識している。
『⼀流のサービスを受ける人になる方法 極(きわみ)』(光文社)が好評発売中。ベストセラーとなった『別れたほうがイイ男 手放してはいけないイイ男』『成功する男はみな、非情である。』はアジア各国で翻訳された。
https://itsuka-k.com