和食STYLE

⽇本名産紀⾏ 柘いつか 第12回 ⼊間⽢み豚

作家/旅行作家 柘いつか – Itsuka Tsuge –

⼀⼝で、ほっぺが落ちる⽢いおいしさ︕

埼⽟県⼊間市の豊かな⼤地で、⽣産者の⻑⾕川和美さんが、衛⽣管理に気をつけながら 365⽇休みなく豚たちに愛情をかけて研究を重ね、ついに理想的な豚を飼育することに成功。 「⼊間⽢み豚」はその名の通り、脂がとにかく⽢いんです。⼀度⾷べたら他の豚⾁との違いに気づくはず。⾷べて驚く感動があります︕
私は、⽣まれて初めて⾃分でとんかつを揚げましたが、同封されている「もうひと⼿間レシピ」に書いてある通り、⾐を2度づけして、きつね⾊になるまで2度揚げしました。すると、とんかつがよりサクサクに。最初の⼀⼝は塩でいただき、その後ソースとポンズで楽しみました。

スーパーで網をもらい、これまた初めての煮豚作りにも挑戦しました。⼀緒のお鍋で、ラ ーメン屋さんのような半熟の味付け卵も作り、⼤満⾜。
しゃぶしゃぶも⽣姜焼きも⽢く柔らかく、どれも絶品の味に仕上がりました︕
料理下⼿な私ですが、⾒事、素材の勝利ですね。

「⼊間⽢み豚」がウマイ理由は4つあります
① 飼育⽅法︓配合飼料に⾃家配合飼料(パン粉、⻨類)をブレンドしている。
② ⾁質︓デュロック種を交配することで、筋⾁内に脂肪の霜降りが⼊った⾁質に。
③ 味(⽢み)︓脂質にビタミン B1 やたんぱく質、アミノ酸が多く含まれているため、⽢みがある(ビタミン B1 は疲労回復効果があります)。
そして、4つ⽬は何といっても「⽣産者の愛情」とのことでした。

どうしたら最⾼にウマイ希少豚を飼育できるか

「⼊間⽢み豚」は、埼⽟県枝⾁共進会優秀賞と、⼊間市養豚協会名誉賞を受賞しています。

美味しい豚⾁を作るには、何といっても豚の系統が⼤事。さらに、豚に与える飼料も重要な要素です。
「⼊間⽢み豚」に与えている飼料は、⼩⻨を使⽤しています。通常はトウモロコシをメインで使⽤することが多いのですが、それでは⾁のしまりが悪く、脂⾝が⻩⾊くなってしまいます。

豚の脂⾝の⾊は、おいしさを測る指標です。「⼊間⽢み豚」は脂⾝が⽩い状態を⽬指しました。
⼩⻨を主に使⽤することで、⾁がしまった状態となり、脂⾝が⽩く、⽜のように筋⾁にサシが⼊ります。

⼩⻨を主に使⽤するとコストが⾼く、⽣産効率が悪くなってしまうのですが、⽣産性を犠牲にしても、「脂⾝の⽢い、美味しい豚⾁を⾷べていただきたい︕」と、味を第⼀に考え、飼料を与えています。

⼀部上場企業であり、穀物の扱いが⽇本⼀の⾷品メーカーである昭和産業さんから飼料を仕⼊れ、衛⽣⾯・安全⾯にも考慮しています。

また⼤量⽣産⽅式ではなく、⼀頭⼀頭真⼼を込め、数を限定して育てているため美味しい豚⾁の質を維持できています。「甘みが旨味」の「入間甘み豚」を是非ご賞味ください。

⼊間⽢み豚
https://amamibuta.official.ec/

柘いつか – Itsuka Tsuge –

作家。東京都生まれ。
世界 50 カ国以上を訪れ、各界に多彩な人脈を持つ。入間市でトカイナカ(都会田舎)暮らしを始め、日本の良さを再認識している。
『⼀流のサービスを受ける人になる方法 極(きわみ)』(光文社)が好評発売中。ベストセラーとなった『別れたほうがイイ男 手放してはいけないイイ男』『成功する男はみな、非情である。』はアジア各国で翻訳された。
https://itsuka-k.com