和食STYLE

日本名産紀行 柘いつか 第4回 屋久島の三升⽶

作家/旅行作家 柘いつか – Itsuka Tsuge –

三升⽶とは
屋久島産の三升⽶とは、⿅児島県屋久島にて、令和3年に初めて作付けされたお⽶です。南国の気候に適するように⻑年研究開発された新品種「なつほのか」を、専⽤の⽥んぼで⼟壌作りからこだわった、三升屋のブランド⽶です。

屋久島では数少ない稲作に適した南部地区で、屋久島の⼭々から豊富に流れる⽔と、屋久島沿岸から直接汲み上げた海⽔を使った、ミネラルたっぷりなお⽶です。
台⾵や⼤⾬などの気象状況とも戦いながら安定した⽣育をしています。

おいしさの秘密
荒廃対策で伐採された⽵を粉砕した「⽵パウダー」や、⽶ぬかを⼊れた栄養豊富な⼟壌。稲穂が出る頃には、薩摩川内市甑島(こしき)島沖の海洋深層⽔を噴霧する事で、ミネラル分が豊富で、まるで滝が流れ落ちるような⼤粒の稲穂ができあがりました。
稲穂の腰も強く、⿅児島特有の強い台⾵や⼤⾬などの異常気象にも負けないように育てています。

もちふわの⾷感が楽しめる、炊き⽴ても冷めても美味しい、お⼦様にも安⼼して⾷べさせてあげたいお⽶です。
艶があり、最近では珍しく、しっかりと重い⾷感があります。それが癖になり嫌ではない。そこには⽇本⼈として、本来忘れかけていた⽶の味が存在しています。

⽣産者の想いとは
三升⽶を届けたいという農家さんの想いを伺いました。
「⽶はですね、やはり⽇本の主⾷ですから⼦供が⾷べて美味しい、本⾳で⾷べて美味しいというものを作りたいです。⼦供は嘘をつかないですからね」

⽣産者の下茂正憲さんは、30年前から⽶の勉強を始められたそうです。
「毎年実験をくりかえし、幅広いデーターを出し拾い、来年の試作を考えます。美味しくて安全なのはもとより、追求すればもっと⾯⽩くなるのです」
三枡農園産にタネを持って⾏って、コシヒカリ以外のものをタイアップし、良いコラボになったとか。

「私ももう、70代。へこたれない秘訣は、夢を持つことしかないですよ」
夢は、たくさんはなくても⼀つあれば⾛れるから。
ポジティブな⾔葉に、屋久島の燦々と降り注ぐ太陽と、⼟から湧き出るエネルギーをいただきました。

現在でも三升⽶のお届けは可能ですが、新⽶に関して、薩摩川内市産三升⽶は令和4年9⽉中旬頃収穫。9⽉下旬頃からのお届け開始予定です。
⽣産量限定の為、予約販売とさせて頂いております。

三升屋 HP
https://www.mimasuaguri.co.jp/shopdetail/000000000005/

柘いつか – Itsuka Tsuge –

作家。東京⽣まれ。
2022年4⽉2⽇(⼟)17:30〜ラジオ川越「TAKA江川お茶でも飲もうスペシャル」に2時間⽣出演の予定。世界50 カ国以上を訪れ、各界に多彩な⼈脈を持つ。
『⼀流のサービスを受ける⼈になる⽅法 極(きわみ)』(光⽂社)が好評発売中。ベストセラーとなった『別れたほうがイイ男 ⼿放してはいけないイイ男』『成功する男はみな、⾮情である。』はアジア各国で翻訳された。
https://itsuka-k.com