和食STYLE

これも新しい生活様式 「ソバージョ」をご存じ?

立ち食いそばというと、駅前やビジネス街で、急いでいるオジサンたちがダッシュで食べていて、「オヤジ臭い」「落ち着かない」というイメージがありました。

でも、そんな風潮にも少しずつ変化があるようです。
首都圏の人なら絶対知っている、あの立ち食いそばの王様「富士そば」に一人でやってくる女性客が増えている様子。

どうやら、コロナ禍以降の「新しい生活様式」な対応した変化のようで、女性たちが「ボッチめし」をしているようです。

確かに、立ち食いそばなら「大人数でない」し、「会話もしない」「長居しない」と三拍子揃っていますが・・・・・・

「最近、初めて『富士そば』に入るようになりました。普段は自分でお弁当を作っているのですが、時間がないときはたまに利用しています。サラリーマンのおじさんの店というイメージでしたが、意外に女性のお客さんもいるので安心ですね」(43歳 会社員)※

※「覆面調査・モニター調査のファンくる」 調べ(以下同)

また、こんな意見もありました。

「本当に『立ち食い』だったら外しますが、ちゃんとテーブル席もあるので大丈夫。店内も清潔で、騒ぐお客さんもいないので、たまに来ています。それに、そばは何となく美容にもいいイメージがありますし」(30歳 パート)

実際に、そばは女性の味方なのでしょうか?

「そば自体は精白米よりカロリーが高いのですが、タンパク質、特に必須アミノ酸のリジン、トリプトファンが多いのが特徴です。また、ソバの実100gを食べると成人1日当りの必要なビタミンB1の約40%も摂できます。他にビタミンB2、抗酸化作用のあるビタミンEが含まれており、ポリフェノールの一種のルチンやコリンも含んでいます。それに、食物繊維が多いのが特徴で、便秘予防にも効果が高いですね」(都内・美容皮膚科医)

なるほど、確かに女性の味方のようですね。

女性客に人気を集めているのが「ラクサそば」というメニューです。

「私も友人もアジアご飯が好きなのですが、実は『富士そば』には割とエスニックなメニューがあることを知りました。ラクサ以外にも、以前はバクテーのそばがあったそう。ちょっとしたアジアメニューが食べたいときにいいですね」(43歳 会社員)

ひとりで立ち食いそばに出かける女性たち=「ソバージョ」たち。
まさに新しい生活様式に対応していますね。