和食STYLE

菅原佳己のGOTO GoTo-chi ⑩【アツアツハフハフ!とろ~ん。メルティな温泉湯豆腐がなんともドラマティック☆】

ライター M子
ライター M子

立春前とはいえ、まだまだ寒いですよね。この時期になると定番のお鍋はもうひと通り作ってしまってちょっと飽き気味。新しもの好きな我が家、お家でぬくぬく、あったかグルメのおすすめは?

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スーパーマーケット 研究家 菅原佳己
スーパーマーケット
研究家 菅原佳己

まだまだ寒い日が続きますね。今年は家族が揃う夕ご飯が多いから毎晩お鍋なんていうお家も多いのではないでしょうか。そこでおすすめの湯豆腐があります。京都のお店で食べるような湯豆腐もいいですが、もうちょっとパンチとイベント性のある湯豆腐、いかがでしょう? 佐賀県のスーパーでは、豆腐売り場にお豆腐だけでなく「温泉とうふ調理水」なるものが売られています。この水で湯豆腐をすると…。
さて、どうなったかは、m子さんの驚く様子をご覧ください。

そうおすすめされて届いたのは、調理用のお水までセットされた湯豆腐セット。使うのはおのお水だけでご自宅のお水は入鍋禁止!

一丁を6等分に切って、加熱する前に調理水と豆腐をお鍋に入れます。そして強火にかけると……。

さらにここからはおたのしみタイム♪

残りのスープに野菜を足して豚しゃぶをやってみました。スープが少なくなってきたので野菜をたくさん入れて水分を増やして豚バラをしゃぶしゃぶすれば、なんともクリーミーで深い味わいのしゃぶしゃぶにトランスフォーム!クリームリゾットのようなシメのおじやまでドラマティックな湯豆腐ナイトになりました♪

YOSHIMI‘s Vice

このとろける湯豆腐は、佐賀県嬉野温泉名物。温泉成分の作用が豆腐を溶かし、豆腐はまろやかさが加わって、不思議な美味しさに変身するのです。
嬉野温泉が、一皮むけた美肌になる「美人の湯」で有名なのは、弱アルカリ性重曹泉がたんぱく質を溶かす性質をもつため。つまり、この湯豆腐は温泉と同じ成分の調理水で、豆腐をとろとろにしているというわけです。現地では胃腸によいと飲泉される成分なので、安心してくださいね。
最近は、佐賀以外のスーパーでも流通するようになっているので、お豆腐売り場で出会える可能性がありますよ。寒い冬に体の中から温泉気分になれるこの「温泉とうふ」はオススメです。佐嘉平川屋のショッピングサイトでも入手できます。(※スーパーと通販では仕様が異なりますが、中身は同一です)

手土産セット 温泉湯豆腐(3点セットぽん酢付き/3点セット胡麻だれ付き)
1,620円
佐嘉平川屋 
http://www.saga-hirakawaya.jp/shop/

スーパーマーケット 研究家 菅原佳己
菅原佳己
(すがわらよしみ)

スーパーマーケット研究家。一般社団法人「全国ご当地スーパー協会」代表理事。 大学卒業後、放送作家としてバブル時代を彩る伝説のバラエティ番組を数多く担当。結婚後ご主人の転勤先の地方スーパーに出会い、その土地の日常食はほかの地域では非日常の魅惑の味であることを発見。持ち前の探求心と好奇心で、お土産屋さんでは出会えない魅力あふれるご当地スーパーの逸品を日々研究。執筆やテレビ出演、講演活動など広いフィールドでご当地スーパーの魅力を伝えている。
菅原佳己オフィシャルサイト
https://www.gotouchisuper.online/
「全国ご当地スーパー協会」
https://www.go-to-chi-supermarkets.com/