和食STYLE

コロナ時代のイベントスタイルを覗いてみました。

12月4日(金)に九段ハウスにて、アーティストBenjamin Skepper氏主宰のエモーショナルセッションイベント「the taste of senses」が開催されました。
このイベントは、新型コロナの第三波より前に開催が決定していたもので、コロナの時代でもきちんとやれることを徹底すればできる!との思いで開催に踏み切ったそう。

入り口には検温・消毒は勿論のこと、医療現場から誕生し、新型コロナウィルスに効果があると言われる抗ウィルス剤Copper7822の噴射ドームを設置。ドームを潜り抜け、消毒されたスリッパに履き替えたらいざ館内へ!

ウェルカムドリンクのシャンパンも、グラスに注がれるのではなく一人用のミニボトルに金属製のストローが刺さっていて、とってもおしゃれで安心。

シャンパンを頂きながら待つこと数分、Benjamin Skepper氏とBeauté Sevenのメンバーで囃子大倉流大鼓方能楽師の大倉正之助氏の細胞まで届くようなエモいセッションがスタート!
途中からは、フラワーアーキテクト杉原眞知子さんのインスタレーションも合流し、3人の個性が融合する体験したことのない世界観に圧倒されました。

「今日はこの歴史を感じさせる会場の力も加わって、新旧入り混じった不思議な世界観をご披露できたのではないでしょうか?」と、大倉氏。

また別の階には、ビジュアルアーティストのミック・イタヤ氏デザインの「すずも提灯」が会場を幽玄の美で埋め尽くし、幻想的な空間を作り出していました。

気になるお料理は、料理研究家ベリッシモ・フランチェスコ氏によるルネッサンス料理「ダビンチの食卓」。色鮮やかなお料理の数々は、ひとつずつ小皿に盛られて安全対策も完璧です。

ベリッシモ氏が言っていたのが「ルネッサンス時代の料理という事で、人工的なものはあまり使わず食材の味を生かした、当時の味に近い料理を作りました」とのこと。味も当時に似せた、少し濃いめの味付け。

帰り際には、世界初のBanksy Artを使用したマスクも購入して、圧巻のエモーショナルなイベントを大満喫!こんな時代だからこそ、五感を揺さぶるアートの力は勇気をくれるなと感じた夜でした。