From 沖縄 GOTO-CHI Supermarket

ランチョンミート

沖縄の人が「ポーク食べたい」と言ってもそれは豚肉のことじゃありません。「スパム」に代表されるランチョンミートをそう呼びます。チャンプルーやポーク玉子（焼いた薄切りのランチョンミートとオムレツのセットで沖縄の定番メニュー、略してポータマ）など沖縄の食卓に欠かせないソウルフード食材といえます。本州ではアメリカ製「スパム」が有名ですが、沖縄での地元人気は写真の「チューリップ」が優勢。意外にも世界で年間１億５千万個も販売するデンマーク最古のブランドです。沖縄のスーパーにはこのほかにも「ミッドランド」「プレム」などの輸入品のほか国産の商品も並びます。

沖縄そばの「だし」

沖縄そばのつゆはかつおダシの利いた薄い色合いのとても上品なおダシ。粉状や液体状など、お湯を注ぐだけで使えるインスタントながら美味しいダシの素を、沖縄のスーパーでは多くの種類から選ぶことができます。沖縄そばのつゆとしてはもちろん、通常のダシの素として、うどんや鍋物、お吸い物や煮物などに幅広く活用できるズグレモノ。本州では沖縄そばの入手が困難なのですが、細うどんで代用し、前出のランチョンミートをのせれば、手軽に沖縄風になりますよ。

沖縄ぜんざい

沖縄の端午の節句（こどもの日）に伝統的に食べられてきたスイーツが「あまがし」。「沖縄ぜんざい」とも呼ばれる島スイーツの代表格で、定食屋さんや沖縄そば店のデザートメニューの定番でもあります。そのままでも美味しいですが、冬は温め、夏は冷やしてかき氷といっしょに食べます。伝統の押し麦に加え、戦後、緑豆に代わって主流となった金時豆入りで、沖縄名産の黒糖が香る煮汁ごといただけば、食物繊維とミネラルをたっぷり補給することができます。島んちゅの元気の秘密は沖縄ぜんざいではないかと思います。写真の商品は伝統にトレンドを取り入れたタピオカ入り。

アーサスープ

アーサとは、あおさ海苔のこと。沖縄ではあおさの養殖が盛んで日常的にアーサ入りのかき揚げや卵焼きなど、よく食べられています。なかでもかつおダシで食べるアーサ汁は定番中の定番。写真のアーサスープはカップ入りで乾燥あおさとダシ、ネギもあるので、スーパーでポットのお湯をもらって飲むこともできるし、ホテルでも手軽に楽しむことができます。

ゆし豆腐・島豆腐

沖縄のスーパーには定期便で一日数回できたての豆腐が届くコーナーがあるのは珍しくありません。パッケージされた定番品に加えて、ビニールに入って湯気が出ているものも。もし「アチコーコー」（出来立てホヤホヤ）に出会えたら、ぜひともご賞味あれ！島豆腐は水分を捨てて持ち帰りますが、ゆし豆腐は少し塩分がきいた汁ごと温めてそこに海鮮コーナーで生アーサ、前途の沖縄そばの出汁も調達して食べたらもう完璧な沖縄の日常食に。