日本郵便がフルーツトマトを作っていた!糖度12度、「さやまる」をご存じ?
「さやまる」とは、長野県長野市の郵便番号「380」からつけたもの。いかにも日本郵便らしいネーミングですね。
実はこのトマト、日本郵便の社員、郵政グループに40年以上勤めた地元のOB社員、東京農業大学の研究員の3名で栽培から出荷までを行っているのだそう。
「日本郵便は『ふるさと小包』などの物販を行っていますが、生産からお届けまで手がけるオリジナル商品を開発し、物販事業を盛り上げたいという想いから、『さやまる』の商品開発がスタートしました。畑は長野県長野市にある自社の土地を活用。ビニールハウスを作り、私たちが自ら育てています」(デジタルビジネス戦略部 鈴木雄輔さん)
甘くておいしいと評判のさやまるですが、その甘さの秘密は「IoTを活用した砂栽培技術(トレファーム®)」によるもの。2月から5月頃までが最も糖度が高くなる時期で、この時期のトマトを『フルーツトマトさやまる』ブランドとして販売しています。4月頃には糖度が12程度まで上がることも。
「露地栽培でも水耕栽培でもなく、培地に『砂』を使った砂栽培方式で栽培しています。培地に砂を使うと水はけが良くなるため、露地栽培や水耕栽培よりも水分量を調節しやすく、水分を絞りやすいというメリットがあります。水やりを控えることができ、水と肥料を点滴のように与えるため、トマトの葉や茎がしおれる寸前をキープすることが可能に。
この絶妙な水加減でトマトに良いストレスが加わって、甘みの強い凝縮した味わいになります。また、長野特有の気候として、秋から春にかけては昼夜の寒暖差が大きくなるため、昼夜の寒暖差もトマトに良いストレスを与え、甘みが増していきます」
2021年の出荷は来年の2月から。絶品トマトのでき上がり、もう少しお待ちください。
長野県産フルーツトマト「さやまる」
◆販売期間
2021年02月01日~2021年05月31日(予定)
◆販売場所
◯郵便局のネットショップ 箱売り(1kg) ¥3,400(送料・税込)
◯無印良品 銀座 ※袋詰めでの販売を予定