見栄えがよくて、簡単で、体にもいい。予約がとれないほど人気のお料理教室はそんな三拍子が揃っています。
そしてもちろん美味しい。人気の高さゆえに今からでは聞けないおせちのレシピ、教えていただきました。
活性酸素を除去する
キレイの素が満載です
抗酸化物質を含む食品を、意識して摂ることは、健やかで美しく年齢を重ねていくうえで大切なこと。
でも、体にいいからといって、美味しいと感じないものを食べることには抵抗があります。
この二段重はしみじみと美味しい15品。気づけば好んで作りいただくものは体にいいものだった、というのが実際のところ。
とら豆のワイン煮は、大量の砂糖を使う黒豆の代わりに市販のとら豆を利用し、ポリフェノールたっぷりな赤ワインで風味豊かに。
意外かもしれませんが、ポリフェノールは里芋にも含まれます。
美肌効果の高いアスタキサンチンは、鮭や桜エビから摂取。新しい年の始まりに、キレイの素を詰め込んだ抗酸化おせちを楽しみながら、「今年もさびないぞ」と笑顔で語り合いませんか?
- 料理研究家
若林三弥子さん(58歳)北鎌倉の自宅で、年間4ターム、季節ごとのメニューとコーディネートで開催。一生忘れられないおもてなし空間として人気。会員制。
http://boamesa.jp/lesson.html
女性が多い集まりに最適な
大豆中心のフィンガーおせち
女性ホルモンを増やす大豆イソフラボンをはじめ、抗酸化力抜群の大豆サポニン、美肌効果のある大豆レシチンを含み、豊富なたんぱく質や食物繊維など栄養バランスに優れたビューティフード。
肉や魚の代わりにおせちに取り入れれば、健康的な料理に早変わりします。
冷凍豆腐を自家製高野豆腐のようにして肉の代わりにする唐揚げは、子どもにも大好評で、高野豆腐には豆腐の7倍のたんぱく質が。
きんとんを豆腐の白和えにしたレシピは、甘さ控えめで食べる人もサプライズがあって楽しいです。湯葉の昆布巻きにはサーモンや三つ葉も使い、お正月ならではの食材でひと手間をプラス。楽しく簡単に作れるレシピばかり。
- ソイフードマイスター・料理研究家
吉田真希子さん(47歳)年前からお寺でソイフード料理教室を。女性のみならず男性の参加者も多数。2017年1/29、2/12、3/18開催予定。
申し込み先
http://www.butsunichian.com/cooking/
撮影/山田隆史(ANGLE)、SONO
フードスタイリング/武藤ユカ〈吉田さん分〉取材/井上美由紀
美st 2017年2月号より