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静岡ご当地『つくおき』レシピコンクール開催記念

静岡県産野菜紹介!

南に長い海岸線、そして富士山を始めとする山々が北に配される静岡県は日本屈指の食材の宝庫。
そんな中でも静岡県産の野菜は、温暖な気候に育まれた品質の良い食材として評判です。
“静岡ご当地「つくおき」コンクール” 開催を記念して、そして応募のご参考に、静岡県産野菜の逸品をご紹介します。

夢咲トマト

夢咲トマト

完熟でも果肉がしっかり締まっていて、崩れにくいのがうれしいトマト。
カットしても形がきれいなのでサラダやオードブルにぴったりの商品。
甘味と酸味のバランスが良く、幅広い料理に使えます。夢咲トマトの品質維持のため
糖度・品質目標を定め、毎月ごと報告・目合わせを産地で取り組んでいます。

早川礼二さん
生産者:早川礼二さん

静岡県野菜振興協会 トマト部会 会長
JA遠州夢咲 トマト委員会 野菜振興協会 夢咲代表役員

生産者さんの声
静岡県のトマトは、温暖な気候と豊富な日照量によって安定した生産を行っています。
その中でも、JA遠州夢咲のトマトは、時期にあった着色基準を設定し、生産者全員で統一した選別を行い、大きくておいしいトマトにこだわって出荷を行っております。
生産者さんだから知っている「おいしい食べ方」は?
中部イタリアの沿岸地域の代表的な魚介料理に“カッチュッコ”というのがあります。
いか・たこ・えび・白身魚・貝などを、ベーコン・にんにく・玉ねぎなどを炒めたものと一緒にトマトで煮込む料理なんですが、これをパンやパスタと合わせていただくのがオススメです。
また、半分に切ったトマトに塩をふり、70度のオーブンで約1時間焼き、乾燥させてドライトマトにするといろいろな料理に重宝しますよ。 
レタス

レタス

大井川沿いの肥沃な土壌で育った一玉は、肉厚でシャキシャキの歯ごたえ。
とにかく新鮮で美味しいのです。
静岡県レタスは若採りで日持ちがして、いつまでもおいしく頂けるレタスです。

塚本仁司さん
生産者:塚本仁司さん

平成27年9月より静岡県レタス協議会会長
現JA大井川レタス部会部会長
※レタス1.3ha、茶、水稲の複合経営

生産者さんの声
特に育苗に気を使っていて、長雨や曇天が続いたとき、潅水の量やハウス内の湿度などに苦労します。レタス部会としては、レタス一個一個の厳格な選別が統一できるように、全体の目揃え会を開催しています。
生産者さんだから知っている「おいしい食べ方」は?
レタス1枚を器に見立て、その中に鶏肉の唐揚げとご飯、そこにちょっぴり醤油をさしてレタスを折りたたんでバリバリと食べるのがオススメです。
また、地元のパン屋(シェスタ)さんの玄米入り食パンに、我が家で採れたレタスと、島田市内のお肉屋(昭平)さんのローストビーフとローストビーフソースを挟んだサンドウィッチも美味です。
紅ほっぺ

紅ほっぺ

果皮が鮮やかな紅色で美しく、 果肉の中まで赤いこと、
そして、ほっぺが落ちるほど美味しいということからのネーミングです。
“章姫(あきひめ)” と“さちのか”を交配してつくられた、
2002 年に登録したばかりの新品種です。

梅原治信さん
生産者:梅原治信さん

静岡県いちご協議会 会長
JA伊豆の国いちご委員会委員長

生産者さんの声
おいしい苺を出荷するため、毎日畑で色付きを確認して収穫しています。
IPM(総合的病害虫管理)を積極的に導入して、農薬の使用量を減らしています。
また今年は9月の長雨の悪影響があり、栽培管理にはとても気を使っています。
農家が丹精込めて育てた「静岡いちご」をぜひお召し上がりください。
生産者さんだから知っている「おいしい食べ方」は?
やっぱりいちごは、生で食べることが一番美味しいのですが、“紅ほっぺ” は果肉まで真っ赤で酸味もあるいちごなので、スイーツやジャムにもぴったりです。
また、別品種の“きらぴ香” は香りがよくとても甘いいちごなので、そのまま丸ごと召し上がってください。
セルリー

セルリー

セルリーの歴史は古く、古代エジプトからギリシャやローマの時代において、
薬や香料として使われておりました。涼しい気候が生育のポイントで、カロテンを
多く含み、ビタミンA、B1、B2、カルシウム、鉄などのミネラルと食物繊維を
豊富に含む冬野菜の一つです。肉厚で甘く、シャキシャキとみずみずしい食感と
爽やかな香りが口いっぱいに広がります。食味がよいのが特徴です。

川合邦知さん
生産者:川合邦知さん

はままつ洋菜セルリー幹事会 幹事長
JAとぴあ浜松セルリー部会 部会長

生産者さんの声
はままつ洋菜セルリーは、11月~ 5月に出荷され、冬場の日本一の産地(品質・数量シェア)として、品質管理の徹底を行い、丹精込めて栽培しできた出荷物を、安心安全に、鮮度そのままに消費者皆様の元へ届けるよう心掛けています。
産地では、品質と味にこだわり、肉厚で香りが良く、繊維質も柔らかく、甘みもあり、シャキシャキとした歯ごたえが特徴の品種を選び栽培しています。ぜひ一度食べてみて下さい。
生産者さんだから知っている「おいしい食べ方」は?
「セルリーの昆布漬け」は、セルリーの茎を適度な大きさにカットして、塩昆布と一緒にポリ袋に入れ、袋を閉じてよくもんで完成。簡単な調理方法でおいしく食べられます。
また「ポトフ」は、セルリーの茎の部分を一口大にカット。一口大に切ったジャガイモやニンジンと一緒にカットしたセルリーを水に浸した鍋に入れ、コンソメキューブを加えて具材が柔らかくなるまで煮込む。ウィンナーを入れて5 分ほど煮込み、塩コショウで味を調えて完成です。冬場の寒い時期に、セルリーの香りのするポトフは最高です。
葉は、冷凍保存袋の中に入れ冷凍した後、砕けばパセリのように香辛料として、様々な料理に使え、おいしさを引き立たせてくれます。