食欲が落ちたりバテ気味になりやすい夏が到来。
なるべくシンプルに、
長く台所に立つ必要がないお料理につい頼りたくなります。
そんな時も、盛りつけに少しこだわるだけで、
食が進む涼やかな食卓が完成します。
孝美さんにヒントをもらいました。
- 松本孝美さん
Takami Matsumotoモデルとして時代をリードする様々なCFを飾り、本誌をはじめ、ファッション誌で活躍。
感性が織り成す美しさと自然体で楽しむライフスタイルは憧れの的。
インスタグラムのアカウントは@t_mimi714
日本ならではの清涼感のある しつらいで涼しげに見せる工夫を
暑さが厳しくなるにつれて食欲が落ちるこれからの時期には、普段の食卓も涼しげに見せる工夫をしたいもの。透明感のあるガラス素材や清涼感のあるグリーンをあしらって涼しげに見せる工夫をするのは日本ならではの楽しみ。
前々回に選んだ黒の漆盆を使って、夏の涼しげな食卓のしつらいを考えてみました。漆といってもマットに仕上げてあるのでとても新鮮な印象。漆特有の仰々しさがなく、どこかカジュアルな雰囲気なのでモダンに使えるのが魅力です。
直径27㎝ほどのほどよいサイズ感は、ひとり用の折敷きとしても、料理を盛り込む大皿としても使えるのでとても便利。
黒に映える鮮やかなグリーンの葉ものをあしらえば清涼感もたっぷりです。食傷気味になりがちなそうめんも白の器に盛って黒とのコントラストを引き立てれば気分が変わって新鮮にいただくことができます。
HERS 2016年7月号より
撮影/須藤敬一 ヘア&メーク/小澤実和 調理アシスタント/木立直子 取材・文/志摩有子