今回の主菜は、「鰆」という字の通り、春の訪れを告げる魚として
親しまれているさわらに、ほんのりと甘い味噌の旨みを含ませた西京焼き。
白いご飯にぴったりな一品です。
だし餡に薬味を効かせていただく揚げ出し豆腐と
彩り豊かな野菜の甘酢漬けも、マスターしたい副菜です。
![第16回◉今月の献立[主菜]さわらの西京焼き[副菜]揚げ出し豆腐 野菜の甘酢漬け](https://washoku-style.jp/wp-content/themes/wsk/edit/uploadimage/classy16/img/c16_main_sub.png)
[作り方]
① さわらに塩をふる
さわらに塩少々をふって10分おく。
② さわらの水気を取る
①をさっと水洗いし、
クッキングペーパーで水気を取る。
- POINT
- さわらに塩をふって余分な水気を取ることで、くさみを抜きます。
③ 味噌床を作る
[A]を混ぜ合わせる。
④ さわらを味噌床に漬ける
保存袋に②と③を入れてよく馴染ませ、
袋の空気を抜いて冷蔵庫で1日おく。
⑤ さわらを取り出す
④からさわらを取り出し、
表面についた余分な味噌をぬぐう。
- POINT
- 味噌が付いていると焦げやすくなるので、きれいに取り除きましょう。
⑥ さわらを焼く
グリルに皮目を上にして並べ入れ、
中火で7〜8分焼く。
器に盛り、はじかみ生姜を添える。
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NPO日本食育インストラクター協会理事
田中伶子先生田中伶子クッキングスクール代表。福岡女子大学卒業後、1964年に料理教室を開設。家庭料理の基礎から食のプロ養成まで指導にあたる他、TV番組の出演や雑誌の執筆、食品・流通・広告会社等での商品企画など幅広く活躍中。読者代表 木村優希さん(アイシングクッキーサロン主宰・34歳)アイシングクッキー講師をするなど、料理は好きだけどすべて自己流。初レッスンに期待。
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「さわらの両面に軽く塩をふっておきましょう。くさみが取れて、味も染みやすくなります」「下ごしらえが大切なんですね」
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「調味料を混ぜ合わせた西京味噌と、しっかりと水気をふき取ったさわらを保存袋に入れて漬けるだけ。簡単でしょう?」
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「西京漬けがこんなに手軽にできるなんて! 冷蔵庫の場所を取らないのも嬉しいですね。他の魚でも作ってみたいです」
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「西京焼きは意外に簡単でしょ。保存袋で手間をかけずに作れます」「揚げ出し豆腐も、美味しくできるコツがわかりました」
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「玉ねぎは、繊維に沿って切るとシャキシャキとした食感に。煮崩れするのを防ぎたいときも、繊維に沿って切るようにしましょう」
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「衣がはがれずにカラッと揚がりました。おだしもいい香り!」「きれいに揚がりましたね。餡をかけて薬味を添えれば完成です」
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「まず、豆腐は10分ほど水切りしておくことがポイントです」「片栗粉がべちゃべちゃにならず、ムラなくつきますね」

- 「すぐに食べない場合には、
蓋付き容器に入れて冷蔵庫へ。
1週間ほど保存できます」
「たっぷりと作って楽しみたいです!」
![第17回の献立は…[主菜]あじフライ[副菜]なす田楽 じゃがいものオランダ煮](https://washoku-style.jp/wp-content/themes/wsk/edit/uploadimage/classy16/img/c16_next.png)
調理 監修/田中伶子 撮影/馬場わかな スタイリング/佐々木カナコ
取材/首藤奈穂 編集/廣瀬園美
CLASSY. 2016年5月号より



①右手で箸を持ち上げるお膳やテーブルに置かれた箸を取るときは、箸の中央からやや右寄りを右手でつまみ、持ち上げる。
②下から左手を添える持ち上げた箸を下から、左手で受ける。右手を動かしても落ちないように、しっかりと添える。
③右手を右から下へ滑らせる右手を箸に沿って右方向へ滑らし、箸の下へと動かす。このときに、箸を握る位置に右手を移動させる。
④右手を持ち直す下の箸は薬指の先と親指の付け根で支え、上の箸は親指・人差し指・中指で持つ。上の箸だけ動かして挟む。