2024.03.12

タケムラダイの日本全国・美味しい冷食
第五十回 RYUKYUHOT「麻婆島豆腐」

めんそーれ！辛さが選べる沖縄ならではの麻婆豆腐！

私は冷凍食品をこよなく愛するものとして、大手メーカー品の商品にとどまらず、全国各地にアンテナを張り、日々、冷凍食品を探しては食べ続けているわけなのだが、地域によっては情報が非常に少なく、見つかりはすれども、商品点数がそれほど多くないエリアも存在する。
北海道や福岡などは、本連載でも幾度となく商品の紹介をしているものの、まだまだ書ききれていない名品が山のようにあるのだが、実は他の媒体を含めて私が一度も紹介をしていない県があったのだ。
それが沖縄県である。

まず私はそもそも沖縄の地に降り立ったことがない。
加えて、情報もそれほど出てこないため、私の中での沖縄冷食と言えば、日清食品冷凍が長年販売をしている「日清の沖縄風ソーキそば」くらいのものだった。

そんなことから、沖縄冷食を探してみようと思い立ち、たどり着いたのが今回ご紹介する「RYUKYUHOT」というメーカーの商品なのだ。

沖縄は長い歴史の中で中国や東南アジアからの影響もあり、日本本土とは異なる独特の食文化が形成されている。

最大の特徴は豚肉を多用することで、代表的な料理として先述した「ソーキそば（豚軟骨そば）」や「ラフテー（豚肉の角煮）」などが有名だ。
加えて、海藻や野菜を豊富に使うのも特徴で、海ぶどうやもずく、ゴーヤやヘチマなど、沖縄ならではの食材も数多く使われている。
「RYUKYUHOT」は、そんな沖縄の特徴的な食材を、我々のような本土の人間に身近で、冷凍食品としても人気の中華惣菜と融合させた多くの商品を生み出している。

中でも私がオススメしたいのが、沖縄料理には欠かせない「島豆腐」を使った「麻婆島豆腐」という商品である。

島豆腐は我々が知る一般的な木綿豆腐や絹ごし豆腐とは違い、硬く、弾力のある食感が特徴で、大豆の風味が非常に濃く素朴な味わいの豆腐だ。
ゆえに、「麻婆島豆腐」には、しっかりと型崩れのしていない豆腐がメイン食材として見事なまでの存在感を出している。

辛さは三種類の中から選べるのだが、私は最もスタンダードであろう「辛口」を選んだ。

ピリッとした唐辛子や山椒の辛みと風味が、味わい深い本格的なひき肉の中華あんとほど良く絡んでおり、しっかりとした食感の豆腐と非常にマッチし、麻婆豆腐には島豆腐が最適解なのではないかと思えるほどの美味しさである。

これを機に、まだまだ奥の深そうな沖縄冷食を発掘していきたいと思う筆者なのであった。

タケムラダイの冷食品評

美味しさ：自信をもってオススメできる商品のみ紹介するので基本的には星５。（星５超えがあるかも？）
入手のし易さ：数量限定品や季節限定品などは星が少なくなる。
デザイン性：パッケージや盛り付けなど、商品としての美しさ。
ボリューム感：成人男性基準での満腹度。
調理の手間：調理の手間が簡単であればあるほど星が多い。

【評価】

美味しさ ★★★★★

入手し易さ ★★★

デザイン性 ★★★

ボリューム感 ★★

調理の手間 ★★★★★

今回紹介した冷凍食品

商品名： 麻婆島豆腐
企画・販売： RYUKYUHOT
価格：590円（税込）
購入できる場所：公式オンラインショップ
公式ページhttps://ryukyuhot.proton-group.net/
オンラインショップ：https://ryukyuhot.proton-group.net/products/4580776971002
※筆者調べ

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