和食STYLE

EATRAVELLER HIROE の女子美食旅 ㊹ファーストクラスで旅したい

「何時間も前に調理された機内食なんて美味しいわけないじゃん」と知り合いのシェフに言われたことがありますが、いや、美味しいんですよ、ファーストクラスの機内食は。 なかなか乗れないファーストクラスですが、楽しみは機内食だけではなく、空港に降り立った時からドラマティック。ファーストクラス専用のカウンターでチェックインし、豪華なスパがあるエアラインラウンジも珍しくありません。

先ずはウェルカムシャンパンをいただきますよ〜。サロンやクリュッグ、ドンペリニヨンにテタンジェ。。。。エアラインによってどの銘柄が搭載されているのか楽しみ。ついつい飲み過ぎてしまいます。

シャンパンとの王道ペアリングといえばキャビア!!!!刻んだ茹で卵、サワークリームとともにお皿に盛られていたり、瓶のままドンと出されたりとエアラインによってサービスの方法が変わります。 今まで一番食べ応えがあったキャビアは在りし日のキャセイパシフィック航空。イタリア産 ”CALVISIUS TRADITIONVenise” 20 グラムの缶ごと丸っとサーブされ、そのひと粒ひと粒は大きく、機内で放つ輝きは実に官能的。シャンパンだけでなく時にウォッカとあわせるのもアリ!

機内食は乾燥した機内で美味しく頂くために煮込み系やソースたっぷりのものが多く、再加熱時にベストな状態になるよう工夫されています。機内で調理できることは限られているけれど、ギャレーのオーブンの取り扱いや盛り付けはCAさんの腕の見せどころ。有名シェフ監修の様々なメニューの中からチョイスする悦び。エアラインによってメニューの差こそあれ、お腹が空いたときに食べたいものをオーダーでき、しかもお好みのワインも好きなだけ飲めます。ニヤり。

機内のバーカウンターで食後酒をいただいた後は、さてシャワーでも浴びましょうか。正直水圧は弱めではありますが、シャワーのある機材ならとりあえず高度4万フィートのシャワーでリフレッシュ。お湯が出る時間は約5 分なのでシャンプーはしない方が無難です。パジャマに着替えてふかふかのスリッパを履き、CAさんにベッドメイキングをしてもらいます。真っ平らなフルフラットベッドで熟睡。。。と言いたいところですが寝てなんていられない。折角のファーストクラス体験、眠ってしまうなんて勿体ない。イジでも起きてる私です。

ファーストクラスに興味はあるけど敷居が高いと思われている方、まずはJAL の羽田 大阪のファーストクラスを試してみて!時には3万円以内でお手軽に購入できることもあります。国際線であれば、ラグジュアリーなエミレーツ航空の香港ーバンコクのフライトがおすすめ。10 万円前後の価格帯ですが、その特別感を是非とも味わっていただきたい。 そしてファーストクラスに魅了されてしまったら、せっせとマイルをためて特典航空券で発券するのです。特典航空券で取れるファーストクラスの空席は非常に限られているので、乗る側が空席状況に合わせて柔軟な日程を組むことが非常に大事。 次はいつファーストクラスに乗れるのか全く予定はありませんが、チャンスがあればいつでも搭乗できるよう、日々準備万端ととのえております♪

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大野ひろえ

美食を求め旅するEATRAVELLER. その土地ならではの食材を使ったディスティネーションレストランからB級グルメまで幅広く巡ります。趣味は変態料理人探し。
https://www.instagram.com/hiroeono/