和食STYLE

ゆずのパンさんぽ。第23回33San jū san サンジュウサン(東京・八幡山)

唯一無二の新感覚パン

2022年11月にオープン以来、常に人が絶えず、毎日400個程度作られている人気ぶり。神奈川県綾瀬市の住宅街で「和(なごみ)breadshop」を以前経営されていた台湾出身のオーナーシェフ、網代ミレイさんが新たにオープンされたベーカリー、「33 San jū san(サンジュウサン)」。京王線八幡山駅から徒歩4分ほどのところにあり、平日朝オープン直後にお伺いしたところお店には3,4人のお客さんが既にいらっしゃいました。サンジュウサンがオープンする前は好きな中華屋さんだったので少し感慨深い思いもあり、雰囲気が一変して洗練されたベーカリーに生まれ変わりました。

店内には40種ほどの色鮮やかで見た目も個性があるパンたちがずらっと。食パンやバゲットも一部ありますが、全体的に菓子系や惣菜パンが多い印象で変わり種のバラエティの豊かさといったら日本イチなのでは。え、それとそこが!という具材のコラボレーションがとにかく類を見ないので見ていて楽しい。パンを選ぶ時間も飽きがこないし、新作・おすすめ!の POP も複数あったので毎回お伺いした際に新しい気になるパンが見つかりそう。

自家製天然酵母を使用し、1つ1つ丁寧に作られており、価格は平均すると400円代になりそうな高級帯。日本テレビ系「1億3000万人のSHOWチャンネル」やその他メディアでもサンドイッチが紹介されていたイメージなのですが、今回は私が心動かされた菓子パンをご紹介します。

メープルバターメロンパン(290円)、アールグレイフルーツカンパーニュ(430円)、ほうじ茶マロンサンドフランボワーズジャム(420円)。お店を知るならまずどこのお店にもある王道のパンを食べてみたいと思い、メロンパンをチョイス。2つに割ると中が結構空洞で少々ショックでしたが味は絶品!バターの香りがよく、外がパリっと。人生 No.1、2を争うほどおすすめ。アールグレイフルーツカンパーニュはアールグレイの香り豊かな生地にイチジクの紅茶煮や自家製のセミドライキウイや桃、ナッツなどがぎゅぎゅっと入っていて食感も楽しい。マロンサンドにはマスカルポーネ、マロンクリーム、栗とフランボワーズジャムがバランスよく且つしっかり入っていて幸福感◎ほうじ茶とマロンとフランボワーズって合うんだ、という新発見!何度行っても楽しい夢のテ ーマパークのようなベーカリーです。

【柚木の⾃分勝⼿評価】

アクセス/店内の雰囲気 ★★★★

味・価格 ★★★★

パンのバリエーション ★★★★★

フワフワ度/しっかり度 ★★★★★

サービス(お店の⽅の接客やPOPの表記等) ★★★★

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柚⽊彩花(ゆのきあやか)

冷凍パンPan&(パンド)の広報担当。学⽣時代はバドミントンやラクロスなどスポーツ⼀⾊に染まっていたが、社会⼈になって⾷にまつわる仕事に従事。パン好きなのはもちろんのこと、⾷べることが⼤好きでInstagramのグルメ専⽤アカウントでほぼ毎⽇おすすめのグルメを発信中。特にお気に⼊りのグルメは #ゆず🎖をつけている。

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