和食STYLE

EATRAVELLER HIROE の女子美食旅 ㊷コペンハーゲン「 Apollo Bar (アポロバー) 」

シャーロッテンボー宮殿中庭の南側に佇むアポロバー。多種多様なゲストが行き交うこの 店は朝から晩まで一日中フル回転。絶えず活気に満ちているというのに何とも穏やかな空気が漂っています。

店内は天井が高く、ポール・ヘニングセンの照明や、デルフィのアポロン神殿で130年前に造られた石膏像の他、美術館に所蔵されるような価値ある美術品がデンマークデザインのインテリアに溶け込んでいます。

焼き立てのクロワッサンやフレッシュな卵を使った卵料理、旬の野菜をふんだんに使用したシンプルで堅苦しくなく、それでいて洗練された料理が楽しめます。取り分け用のプレートや塩を入れた小さなボウル、デンマ ークのトラディショナルな磁器など、器の数々にも愛情と独創性が込められています。

オーナーシェフであるフレデリックは毎日ゲストを歓迎し、彼の愛犬、ボーダーコリーのスカットも一緒にお出迎えします。 人懐っこい看板犬スカット、とってもかわいいんです。 フレデリックは Noma(ノマ)の創業者であるレネ・レゼピと共に料理の世界での経験を積み、パリやロンドンの著名なレストランで修業を重ねました。その後デンマークに戻りましたが、従来のファイン・ダイニングとは異なるアプローチで、Apollo Bar とApollo Kantine というレストランをオープンしました。近所の人たちがふらっと立ち寄りそこにいる人たちと気軽に交流できる “駅” みたいな場所が作りたかったと言います。

アポロバーは地元の人々に愛され、ゆったりとした時間が流れる憩いの場。オーナーシェフの気さくで温かいハートがこの店の雰囲気やフィロソフィーに反映され、地元のコミュニティにとって大切な存在となっています。お散歩途中にお茶したり、ワインを飲もうとふらりと立ち寄ったり、私のように朝食に駆け込んだりと、是非この席に着いてアポロバーを体感して欲しい〜。

評価基準
わざわざ度:わざわざ旅する価値があるか
食材への愛:生産者さんへのリスペクト、食材のポテンシャルをどこまで引き出せるか
地産地消度:地元で生産されたものをどれだけ消費しているか
唯一無二度:いわゆるオリジナリティ
リピしたい度:わざわざ行ってみて尚再び行ってみたいか

わざわざ度 ★★

食材への愛 ★★★★

地産地消度 ★★★★★

唯一無二度 ★★★

リピしたい度 ★★★★★

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大野ひろえ

美食を求め旅するEATRAVELLER. その土地ならではの食材を使ったディスティネーションレストランからB級グルメまで幅広く巡ります。趣味は変態料理人探し。