第四四回 櫻井リーダーの「焼肉キングダム」
てるこさんと門脇君(東京・八幡山)
店主の人間性溢れる優しい味付けの焼肉店
今回は、京王線八幡山駅から徒歩1分のところにある「てるこさんと門脇君」へ。 ここの店主は元々吉祥寺にある有名店肉山の店長をされていた方で2022年6月にこの地で独立。 カウンター6席と4~6人テーブルが2つで14~18席と店内は割りとこぢんまりとしています。
コースはなくアラカルトのみで、今回は4名でテーブル席にお邪魔しました。 正肉もホルモンも牛がメインで、豚はトントロくらい、羊もレバー、タン、ロースの3種類のみでした。今回は牛のホルモンを中心に、あとはキムチや焼きそばなどのサイドメニューをお願いしました。
まずはドリンク。生・瓶ビール、ジャパニーズジン、ウィスキー各種、日本酒、焼酎、梅酒、ワイン、サワー、ソフトドリンクと種類が多く、ドリンクで飲みたいものが無いということは無さそうです。 食事の方は焼肉がもちろんメインですが、その日の仕入れによって店主が焼いてくれる塊肉(100gごとで山葵、チリマスタード、ゆず胡椒、辛みそから選べる)やサイドメニューも豊富なので色々悩んじゃいますね。それとキムチの種類が豊富で白菜、ごぼう、きゅうり、らっきょう、セロリ、山芋、カクテキ、チャンジャの8種類。盛り合わせを頼むとここから3品選べます。6種類頼みましたがどれも味がしっかりしていてお酒が進みますね。
前半はキムチや、和牛センマイ刺し、トリッパのピリ辛トマト煮をつまみにして、中盤からは塩系のホルモン、タン、カッパ、ハラミ、ツラミ、シビレ、タレ系でカイノミ、味噌タレ系でヤンとギアラを注文。ホルモンが新鮮で管理も良く、それを活かすために味付けは全体的に優しかったです。店主に聞いたら、質がいいからあまり強めにはしたくないとのこと。店主の優しい人柄が味付けにも出ているなと感じました。途中で食べた焼きそばも〆で食べたあか牛のボロネーゼも優しい味付けで美味しかったです。
カウンターでのんびり食べるもよし。テーブルでわいわい食べるもよし。何を食べても美味しいのでお近くに行かれる際は是非!
お酒すすむ度 ★★
コスパ感 ★★★★
予約の取りづらさ ★★★
ワイガヤ度 ★★★
株式会社ウェルネスリーダーズ代表取締役。
神奈川県川崎市生まれ 月間20軒、年間250軒以上焼肉店を食べ歩きます。 基本はお酒を飲みながら、コスパの良いお店で、みんなでワイワイガヤガヤ焼肉を食べることが大好きですが、新たな発見を求め、多少お高い店を含め、色んな焼肉屋を日々巡っています。
『高級なブランド牛+有名店のタレ=美味しい焼肉』だとは思いません。 ランクの低いお肉でもタレとの相性が良くて美味しく食べさせてくれるお店が最高! そっちの方がお酒も進みます! ここでは、下町育ちの私なりの感覚でお店の特徴をお伝えしたいと思います。