和食STYLE

「焼⿃アンバサダー」が⾏く︕ 今宵はこの店へ㊵火團(東京・白金台)

名店「鳥しき」の流れを汲んだ絶妙の火入れ加減!

焼鳥屋と言えば、鳥しきが真っ先にその名前が出て来ると思います。今や中心的存在になっていますね。そんな鳥しきで修業された方がたくさん独立してお店を出していますが、その中でも積極的に店舗展開しているのが阿部さん。

元々は目黒にあるガルスだった店舗を買い取ってやきとり阿部として独立。その後も勢いは止まらず、やきとり結火、やきとり陽火と出店。

そして2023/6に出来た新店舗、こちらが4店舗目の「焼鳥火團」です。今回店名のやきとりが漢字になった意味が何かあるのでしょうか??火團の店主に聞いてみたら、漢字の方がカッコいいから変えたそうだ、意外と単純(笑)

こちらの大将は、元々鶏ジローでマネージャーを8年やっていたそうです。2年前からやきとり阿部に来て今回は新店舗の大将に。

そう言えば、やきとり阿部では坊主じゃないと焼きをやらせてもらえないそうですね(笑)もちろんこちらの大将もそうです!

オーダーはおまかせストップ制です。使っている鶏は伊達鶏。鳥しき系のお店はみんな伊達鶏を使いますね。でも育てている福島でもなかなか手に入らない程に数が足りなくなっているみたいですね。

おまかせ1本目はまずささみです。これは火を入れすぎると硬くなりやすいですが絶妙の焼き加減。外は食感がしっかり中はふわっと仕上がっています。

3本目にはインゲン。鶏肉ばかりが続くと食べ疲れてしまいますからね。この後も銀杏、レンコン、しめじ、茄子と適度な間隔で野菜焼きが出て来ます。上手に味変して食べ飽きない流れは流石ですね!

終盤に差し掛かると、みんな大好きちょうちんです。ちょうちんは卵管と共に出すお店が多いですが、ハツモトとかレバーとかが一緒だと嬉しいですね!

王道の串おまかせで火入れ加減もバッチリで美味しく、お酒も進みますねー(笑)

前日たくさん食べた影響もあり、今回は串17本でストップ。でもこちらの名物担々麺はめちゃ気になっていたので別腹と言う事で多目にしてもらいました(笑)

この担々麺は、元オークラの中華にいたスタッフが作っておりこれがまた美味しいんです!ここに来たら〆には必食ですよ!是非お試しあれ。

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焼⿃アンバサダー

⽇本全国500 軒以上の焼⿃屋に訪問している焼⿃マニアです。さらに場合によっては海外へ⾏っても焼⿃を求めて⾏ってしまう。 何故美味しいのか︖どうしたら美味しくなるのか︖の理由を知りたくなってしまうんですよね。鶏の味って何がどう違うのか︖と疑問に思えば鶏の鶏舎に⾏き、使っている炭によって何が変わるのか︖と疑問に思えば備⻑炭の窯へ。 ⼀⾒とてもシンプルに⾒える焼⿃。でも知れば知るほど、その奥深さに感銘を受けます。
そしてお酒は焼⿃の最⾼のパートナー。特に⽇本酒との相性が良くて拘って飲んでいます。