
[作り方]

① さばに熱湯をかける
さばをザルにのせ、熱湯を回しかける。
- POINT
- 熱湯を回しかけて、くさみの元となる汚れや血合いなどを落とします。この下処理を〝霜降り〟と言います。

② さばを冷水にとる
冷水を張ったボウルに①を入れ、表面をさっと洗い、キッチンペーパーで水気をとる。
- POINT
- 熱湯をかけたらすぐ冷水にとれるように、
冷水を張ったボウルを用意しておきましょう。

③ さばを煮る
鍋に水・酒・塩、皮ごと薄切りにした生姜を入れて煮立て、②を並べ入れて中火で3分ほど煮る。

④ 砂糖と味噌を加える
③に砂糖と味噌を加える。
- POINT
- 味噌は煮汁を加えて溶きのばしてから入れましょう。

⑤ 落とし蓋をして煮る
④に落とし蓋をして7分ほど煮たら、長さ5cmに切った白ねぎを加え、さらに3分煮る。

⑥ 煮汁をかける
⑤のさばと白ねぎを器に盛って煮汁をかけ、千切りにした生姜(針生姜)を添える。
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NPO日本食育インストラクター協会理事
田中伶子先生田中伶子クッキングスクール代表。福岡女子大学卒業後、1964年に料理教室を開設。家庭料理の基礎から食のプロ養成まで指導にあたる他、TV番組の出演や雑誌の執筆、食品・流通・広告会社等での商品企画など幅広く活躍中。読者代表
丹羽悠子さん(webデザイナー・31歳)料理はするけれど、作り方は自己流。初挑戦の和食教室で、基本をきちんと身に付けたい。 -
「さばに熱湯を回しかけて、くさみを抜きます」「霜降りと言うのですね。この下処理をすること、初めて知りました!」
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「味噌は煮汁で溶かしてから加えるのですね」「こうして滑らかにしておくとダマにならず、さばに味がしっかり絡みます」
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「薄くスライスした生姜を重ねて千切りに。これを針生姜と言います。さばと生姜はよく合うので、最後に添えましょう」
いかのさばき方
新鮮ないかが手に入ったら丸ごと1ぱいをさばいてみましょう。ワタやいか墨も料理に活用できます。
胴の中に親指を入れ、胴と内臓がくっついている部分を引きはがす。
足のつけ根あたりを持ち、胴から内臓ごとゆっくりと引き抜く。
胴に残っている軟骨を取り除く。
えんぺらを切り落とし、キッチンペーパーで身の端の皮をつまんでむく。
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「さばは煮汁を絡めながら食べてみてくださいね」「さばはふっくら、お味噌が程よく馴染んで美味しいです!」
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「あちゃらは即席のお漬け物のようなものです」「れんこんがシャキシャキで美味しい! 常備菜としても活躍しそうですね」
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「いかをさばくのは初めてです。足をまっすぐ引っ張って…。きれいに内臓ごと抜けました」「そうそう、上手ですよ」
調理・監修/田中伶子 撮影/馬場わかな スタイリング/佐々木カナコ 取材/首藤奈穂 編集/廣瀬園美
CLASSY. 2015年10月号より