和食STYLE

「焼⿃アンバサダー」が⾏く︕ 今宵はこの店へ㊱照隅 (東京・ 根津)

店主のセンスが光る料理に思わず唸ってしまいます!

上野には鳥恵と言う焼鳥の名店がありますが、その少し奥の谷根千エリアにも美味しい焼鳥屋があるんです。

お店の場所は、千代田線根津駅2番出口を出てすぐ。3つ目のビルの1階です。

こちらの店主の杉本さんは元々神保町にあるミシュラン1つ星の蘭闍待さんの出身。現在はとりアロマと店名を変えてますが、店主の和田浜さんはバードランドの出身。

初めて伺ったのは3年半ほど前の事。当時からミシュランビブグルマンでしたが、口コミサイトでの点数が低いままでした。とても美味しいお店なので、世の中の評価がようやく実力に追い付いてきた感じですね。

ちょっと堅そうな店名からは想像出来ないお洒落な雰囲気(笑)洋楽のBGMに店主の顎髭とポニーテール!

店名の照隅は、書家である店主の父親が使っていた名前。「一隅(いちぐう)を照らす」と言う天台宗の最澄の書に書かれていた言葉だそうです。

使っている鶏は全て比内地鶏の雌。飼育日数は130日以上との事。秋田県本家比内地鶏の鶏です。多くの焼鳥名店が使っています。

コースは税込で8800円。食材の高騰等もあり以前よりは値段が上がっていますが、内容もより充実し、串のみならず1品料理も美味しいです。

店主の杉本さんも酒飲みだそうで、書いてないけど酒のつまみが色々と出て来ましたよ。お陰で酒が進みますね。研究熱心な方なので、どんな料理が出てくるのかの楽しみもありますね!

間に挟む1品物が食べ飽きずに食べ続けられて一体感のある流れ!味のみならずどんな料理が出てくるか楽しみにもなりますね。

大将の杉本さんのセンスが出ている料理が色々とあるので来る度に唸ってしまいます!

まずは鶏のしんじょうからスタート。串が何本が出たところで私が大好きなペタが来ました!腰の部分の皮なんですけど脂身の具合や旨味が強くて本当に美味しいです!

そして合間には稲庭うどんが。串一辺倒だと食べ疲れる事もあるのでこう言うのいいですね。

いよいよ名物の白レバー。思わず唸ってしまいます。本家比内地鶏の白レバーは最高です!

いつもの様にお酒がすすみ、この日は日本酒6合飲みました。刈穂、赤武、鍋島、山川光男、雅楽代、十四代。美味しい日本酒が揃ってます。

【評価】

お酒の品揃え ★★★★★

⽕⼊れ加減 ★★★★★

素材への拘り ★★★★★

料理のバリエーション ★★★★★

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焼⿃アンバサダー

⽇本全国500 軒以上の焼⿃屋に訪問している焼⿃マニアです。さらに場合によっては海外へ⾏っても焼⿃を求めて⾏ってしまう。 何故美味しいのか︖どうしたら美味しくなるのか︖の理由を知りたくなってしまうんですよね。鶏の味って何がどう違うのか︖と疑問に思えば鶏の鶏舎に⾏き、使っている炭によって何が変わるのか︖と疑問に思えば備⻑炭の窯へ。 ⼀⾒とてもシンプルに⾒える焼⿃。でも知れば知るほど、その奥深さに感銘を受けます。
そしてお酒は焼⿃の最⾼のパートナー。特に⽇本酒との相性が良くて拘って飲んでいます。