｢焼⿃アンバサダー｣が⾏く︕ 今宵はこの店へ㉟國よし（東京・虎ノ門）
店主の個性も反映させた楽しくて美味しいコース料理
虎ノ門と言えば、虎ノ門ヒルズもすぐ近くにありオフィス街のイメージがありますが、そんな中にも美味しい焼鳥屋さんがあるんです！
こちらの店主の堀晋福(ほりくによし)さんは、銀座にある焼鳥の名店「バードランド」で10年間働いていた方です。2008年9月に独立して焼鳥&ベルギービールのお店「ホップデュベル」を新橋にオープン。その後2017年10月にはこちらの「國よし」をオープンしました。
使っている鶏は、京都の京地どりや山梨の甲斐路軍鶏がメインです。甲斐路軍鶏は山梨県の中村農場さんの物ですね。この中村農場さんもレストランを経営されていて、親子丼が名物で連日行列が出来る程に人気がある鶏です。他の焼鳥屋でも数店舗程とあまり多くのお店で扱いはないですね。
所々に修業元の面影も見えるが、堀さんの個性も反映させたコース内容。
何と言っても前菜の後に1品目に出てくるキミノレバニラですね。その名の通り、卵の黄身、レバー、ニラを使った料理。低温調理のレバーにニラと黄身を絡めて、日本酒も一緒に飲みながら食べるともう絶品です！
そして串の 1 本目ハツです。燻製醤油が抜群に合うし、上に乗っているホースラディッシュがピリッとアクセントになっていて良いですね。
カラスミ海苔抱き身。オリジナリティーがある食べ方で、海苔やカラスミの風味と旨味がお肉の味を引き立ててますね。
最後には追加した焼きチーズ。バードランドの定番でもある焼きチーズ。イタリアのカチョカヴァロとデンマークのモッツァレラチーズを合わせた物。これまた噛む程に旨味がたっぷり。
何度来ても美味しいお店です。店主堀さんの気さくな対応もあってとっても楽しめます。
【評価】
お酒の品揃え ★★★★
⽕⼊れ加減 ★★★★★
素材への拘り ★★★★★
料理のバリエーション ★★★★★
⽇本全国500 軒以上の焼⿃屋に訪問している焼⿃マニアです。さらに場合によっては海外へ⾏っても焼⿃を求めて⾏ってしまう。 何故美味しいのか︖どうしたら美味しくなるのか︖の理由を知りたくなってしまうんですよね。鶏の味って何がどう違うのか︖と疑問に思えば鶏の鶏舎に⾏き、使っている炭によって何が変わるのか︖と疑問に思えば備⻑炭の窯へ。 ⼀⾒とてもシンプルに⾒える焼⿃。でも知れば知るほど、その奥深さに感銘を受けます。
そしてお酒は焼⿃の最⾼のパートナー。特に⽇本酒との相性が良くて拘って飲んでいます。