和食STYLE

「焼⿃アンバサダー」が⾏く︕ 今宵はこの店へ㉞里葉亭(横浜・関内)

ずっと神奈川県No.1を続けている名店!

横浜で焼鳥と言えばやっぱり里葉亭です。今の大将も三代目で神奈川県No.1のお店です。

こちらは何と創業が昭和30年代初頭なので60年以上営業されています。里葉亭の店名は、戦後横浜にアメリカの進駐軍がいた頃、当時あったリバティと言うバーから付けたもの。このバーを初代大将が買い取って名前を変えて焼鳥屋を始めたそうです。

三代目の大将は榊原さん。二代目の女将、つまりお母様もまだ時々お店に出ているそうです。

前回紹介した1000の千田さんもここの出身ですが、横浜元町にある恵びねもここの出身です。

焼鳥達人の会と言う完全招待制の焼鳥イベントにも参加していますし、以前にはファミリーマートで監修されたつくねが販売されてましたね。これも美味しかったです。

約2年程前には、美鶏に続いて3店舗目となる横濱里葉亭も横浜駅すぐ近くに出しています。

料理はおまかせのストップ制。人それぞれのお腹の具合に応じて、満腹になる少し出前でストップをかけます。

使っている鶏は熊野地鶏、そして今や大人気の高坂鶏。高坂鶏は現在のコースでは全体の1~2割程度らしいです。

客層も場所柄か日本人のみならず、特にアジア系の外国人がよく来てるそうで、今日も中国人が来てました。

スタートはまずハツから。もうここの名物と言っていいでしょう。ジューシーなハツと上に乗せた生姜との相性が抜群に合います!

続く手羽先の唐揚げも、見た目はシンプルながらカリカリに揚げている食感も良く美味しい。

焼鳥屋ながら牛肉が出てくるのも面白い。タンシチューが出てきたかと思ったら牛串も。牛タンの串ですがこちらも美味!

そして最後の〆は名物のフライライス。こちらは発祥は銀座の鶏繁と言われていますが、マツコの知らない世界でも紹介された逸品!

鶏油で炒めた香ばしさと旨味も凝縮されていてカレーの風味に刺激されてペロリと完食。

思う存分美味しい焼鳥を頂きました。そしてこの日は珍しく日本酒ではなくてワインを。ドイツのリースリングをボトルで頂きました。

【評価】

お酒の品揃え ★★★★

⽕⼊れ加減 ★★★★★

素材への拘り ★★★★★

料理のバリエーション ★★★★★

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焼⿃アンバサダー

⽇本全国500 軒以上の焼⿃屋に訪問している焼⿃マニアです。さらに場合によっては海外へ⾏っても焼⿃を求めて⾏ってしまう。 何故美味しいのか︖どうしたら美味しくなるのか︖の理由を知りたくなってしまうんですよね。鶏の味って何がどう違うのか︖と疑問に思えば鶏の鶏舎に⾏き、使っている炭によって何が変わるのか︖と疑問に思えば備⻑炭の窯へ。 ⼀⾒とてもシンプルに⾒える焼⿃。でも知れば知るほど、その奥深さに感銘を受けます。
そしてお酒は焼⿃の最⾼のパートナー。特に⽇本酒との相性が良くて拘って飲んでいます。