タケムラダイの日本全国・美味しい冷食
第二十一回 梅や「焼き鳥丼」
第二十一回 梅や「焼き鳥丼」
鶏肉専門店の焼き鳥がドーンと乗った絶品丼!
コロナ禍によって外出に制約がかかっていた折、おうち時間を過ごす方々が激増した事によって、出前や食材宅配サービスの需要が膨れ上がったのは記憶に新しいが、冷凍食品もその保存性と利便性から、売上を大きく伸ばした商材の一つである。
中でも、ご飯とおかずが一体となっており、電子レンジ一つあれば調理が完結できて、尚且つ、洗い物も最小限に抑えられるワンプレートディシュや丼ものは人気で、多くのメーカーが新商品を投入したジャンルでもある。
今回は、そんな美味しくて、楽チンで、便利な丼ものの逸品をご紹介しよう。
「梅や」は横浜で、100年以上に亘り鶏肉の卸と小売を専門に扱ってきた鶏肉専門店で、鶏肉の全てを熟知していると言っても過言ではないプロ中のプロである。
店舗では常時、6種類以上の地鶏や銘柄鶏を扱っているのだが、それらは毎日、産地から直送され、熟練した職人の手によって一羽一羽丁寧に解体されて新鮮な状態のまま店先に並ぶ。
生肉はもちろんだが、焼き鳥や唐揚げなどの惣菜類も種類豊富で非常に美味しい。
老舗ながら、新しい取り組みへのチャレンジ精神も旺盛で、チキンブリトーの専門店や、ダイエットやトレーニングなどに最適なパンプアップチキンの開発・販売も行うなど、常に先進的な思想を持ち続けている企業なのだ。
そんな「梅や」が手がけた「焼き鳥丼」が実に美味い。
長方形のお弁当容器の中には、下にあるご飯が全く見えないほどの具材の数々。
まず、人気メニューである、つくね、ねぎ間、もも焼の3種の焼き鳥が容器の半面を覆う。
そして、もう半面にはしし唐と鶏そぼろ。
もちろんその下にはご飯があるわけだが、ご飯と鳥オールスターズの間には一面に香りの良い焼き海苔が敷かれている。
細かく刻んだ軟骨の入った弾力ある食感の良いつくね、色良く焼き目の付いた白ねぎとあっさりした鶏むね肉のねぎ間、柔らかで旨み豊かな鶏もも焼から、しし唐で一度、口の中をリセットした後にタレの染み込んだ鶏そぼろご飯を一気にかっ込む。
延々と続けられそうな、このローテンションを3度繰り返して完食。
これが、レンチンのみで、かつ、洗い物の手間もなく食べられる幸せ。
お腹も心も大満足である。
焼き鳥丼はタレのみとなるが、オンラインショップでは串に刺さった焼き鳥のセットも販売されており、そちらは塩もあるので、お好みに合わせて注文して頂きたい。
タケムラダイのワンポイントアドバイス!
半分ほど食べたら、お出汁(鶏出汁なら最高!)をかけて、わさびを薬味に「鶏茶漬け」で〆るべし!
タケムラダイの冷食品評
美味しさ:自信をもってオススメできる商品のみ紹介するので基本的には星5。(星5超えがあるかも?)
入手のし易さ:数量限定品や季節限定品などは星が少なくなる。
デザイン性:パッケージや盛り付けなど、商品としての美しさ。
ボリューム感:成人男性基準での満腹度。
調理の手間:調理の手間が簡単であればあるほど星が多い。
【評価】
美味しさ ★★★★★
入手し易さ ★★★
デザイン性 ★★
ボリューム感 ★★★★
調理の手間 ★★★★★
今回紹介した冷凍食品
商品名:焼き鳥丼
製造者:梅や
価格:800円(税込)
公式ページ:https://www.umeya-torinikuten.co.jp/
購入できる場所:オンラインショップ
オンラインショップ:https://shop.umeya-torinikuten.co.jp/

冷凍食品マイスター/電子レンジ料理研究家/フードコンサルタント
商品プロデュース業で多忙を極めていた際に、手軽で便利で美味しい冷凍食品と出会い、その魅力に取り憑かれる。毎日欠かさず、20年以上に渡って冷凍食品を食べ続ける筋金入りの冷凍食品マニアとして知られるようになり、テレビやラジオ、雑誌など多数のメディアに出演。現在は通算10000食以上の冷凍食品を食べた経験を活かし、冷凍食品のプロデュースやアレンジレシピの考案、食品メーカーや飲食店などのメニュー開発を手掛けるなど、料理研究家としての活動も多岐に及んでいる。
Twitter:@dai_takemura
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近著『1万食の冷凍食品を食べつくしたプロが考えた!! プラス1食材でバリエーション無限大!
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