和食STYLE

EATRAVELLER HIROEの女子美食旅 ⑪ ギリシャ サントリーニ島とミコノス島

アテネでポッカりヒマになってしまった丸1日。内なるココロの叫びに耳を傾け、本能の赴くままにケセラセラ~と船に飛び乗りました。優雅なクルージングとは程遠い駆け足の1DAY TRIP。豪華客船ではなくフェリーと高速船を利用しました。日帰りだなんて体力的に厳しいけれど、いつか行く旅の予行演習!自分自身を奮い立たせ「今でしょっ!」と無理やり自分の背中を押しました。

1島だけを巡るなら全く無理ないスケジュールですが、私が選んだのはエーゲ海を代表する2つの島、サントリーニ島とミコノス島。無謀ともいえる大胆な移動距離でしたが結果的にはオーライでした。

先ずは早朝アテネからサントリーニへ。青と白とが織りなすサントリーニ島の絶景を捉えた後ミコノス島へ向かいます。ミコノスでは素朴にまわる風車に癒され、その後再びアテネ港へのクルージングという日程です。とにもかくにも時間がなくてゆっくりと食事を楽しむ余裕はありませんでしたが、行き当たりバッタリでカフェに駆け込み、疾風のごとく移動しました。

ギリシャはCNN Travelが2023年5月に発表した「世界で料理が美味しい国TOP10」の第7位にランクインしています。リゾートの食は高くて美味しくないと言われることもありますが、確かに物価は高いもののギリシャ料理は美味しかった。青い海と白い建物を背景に、キンキンに冷えたビール、フェタチーズ、カラフルなサラダ。。。めちゃめちゃ映えます。

ギリシャ料理の肝は何と言っても輝くオリーブオイル!新鮮な魚介と野菜に神々からの贈り物であるオリー ブオイルがたっぷりと使用されていました。 ドルマ(野菜や米のブドウの葉包み)やレンズ豆のスープを一口いただきながら、古代ギリシャの生活に思いを馳せ、スパナコピタ(フェタチーズ入りほうれん草パイ)やピタパンサンドをテイクアウトし、エーゲ海の風を感じながら頬張るという至福の時。

どのカフェもまるで雑誌のページから飛び出したような美しさ。風景がご馳走とはまさにこのことです。何の変哲もないイカリングでさえ絶景のロケーションでいただくと美味しさが倍増します。 限られた時間でしたが美しすぎるサントリーニとミコノス両島を体験でき、五感を刺激する有意義なひとときでした。

思い切って行って良かった!いつの日か陽光あふれるエメラルドグリーンの海に浮かぶ島々を、心ゆくまでゆるりと堪能したいものです。
これから日帰りエーゲ海クルーズを体験してみたいという方は、やはり旅行会社のツアーが簡単で安心です。ご自分で手配されるのであれば、飛行機やフェリーの予約、島内の移動手段などを事前に調べることは言うまでもないのですが、強風によるフェリーの遅延、欠航の他、ストライキの可能性もありますので、予備のプランを考えるなど、しっかり準備してくださいね。
それでは、BON VOYAGE!!

評価基準
わざわざ度:わざわざ旅する価値があるか
唯一無二度:いわゆるオリジナリティ
リピしたい度:わざわざ行ってみて尚再び行ってみたいか

わざわざ度 ★★★★

唯一無二度 ★★★★★

リピしたい度 ★★★★★

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大野ひろえ

美食を求め旅するEATRAVELLER. その土地ならではの食材を使ったディスティネーションレストランからB級グルメまで幅広く巡ります。趣味は変態料理人探し。