「焼⿃アンバサダー」が⾏く︕ 今宵はこの店へ ⑤焼鳥ダービー(東京・下北沢)
大衆焼鳥店の激戦区下北沢にも本格的な焼鳥屋がオープン!
下北沢と言えば、ちょっとサブカル的なイメージのある街ですが、最近は再開発でお洒落な街へと変わってきてますよね。
2020年に豪徳寺で産声を上げた焼鳥ダービーがここ下北沢に2号店をオープン。駅からも徒歩4分ほどで便利な立地です。
店内は落ち着いたシックな感じで、豪徳寺のカジュアルでワイガヤな雰囲気とは違いますね。値段も豪徳寺よりは少し高めの設定です。でも堅苦しい感じは全くなく和気あいあいと楽しく大将とも会話が出来ます。
こちらは佐賀県出身の大将がやっている福岡焼鳥スタイルの焼鳥屋さん。
大将の福田さんは、小さい頃に競馬ごっこが好きだった事から、ついたアダ名がダービー。それがそのまま店名になってます。元々は福岡の「六角堂」と言う焼鳥屋にいたそうです。
オーダーは、おまかせコースでもアラカルトでもどちらでもOKです。
使っている鶏は長崎対馬地どり。父系は軍鶏の血を引いている龍軍鶏ごろう、母系はJAS 規定の在来種である対馬地鶏。血統としては身がしっかりしまった印象があるが、実際に食べてみるとそうではなく食べやすい食感ですね。
今回はアラカルトにしましたが、串以外は基本セットになっていて、お椀、先付け、箸休め、揚げ物、甘味が出てきます。
串は、私が好きなソリレス、オビ、博多名物の豚バラ等16 本頂きました。
そして〆のメニューが面白い。焼鳥屋らしからぬナポリタン、魯肉飯、下北まぜそばがあります。もちろん定番の焼きおにぎりもありましたが、ここはやっぱりナポリタンと魯肉飯でしょう。と言う事でこの2 つをオーダー。
ナポリタンの懐かしい味も良いし、魯肉飯の八角が効いた味も良し!お好みでどうぞ。
下北沢と言えば大衆的な焼鳥屋ばかりでしたが、いよいよ本格店が出来ましたね。下北沢でとにかく美味しい焼鳥が食べたくなったらこちらへ!
【評価】
お酒の品揃え ★★★
⽕⼊れ加減 ★★★★
素材への拘り ★★★★
料理のバリエーション ★★★★

⽇本全国500 軒以上の焼⿃屋に訪問している焼⿃マニアです。さらに場合によっては海外へ⾏っても焼⿃を求めて⾏ってしまう。 何故美味しいのか︖どうしたら美味しくなるのか︖の理由を知りたくなってしまうんですよね。鶏の味って何がどう違うのか︖と疑問に思えば鶏の鶏舎に⾏き、使っている炭によって何が変わるのか︖と疑問に思えば備⻑炭の窯へ。 ⼀⾒とてもシンプルに⾒える焼⿃。でも知れば知るほど、その奥深さに感銘を受けます。
そしてお酒は焼⿃の最⾼のパートナー。特に⽇本酒との相性が良くて拘って飲んでいます。