和食STYLE

お出汁が決め手、簡単華やか! おもてなし料理 ⑤せいろでDim-Sumパーティ

こんにちは、三好万記子です。
桜の便りがあちこちから聞こえ始めましたね。お祝いごとや、門出の送り出しも多いこの季節、お友達同士でも親族の集まりで、大人にも子供さん達にも喜ばれるメニューをご紹介します。

Main dish

鮭、しゃぶしゃぶ肉、小籠包、麺類など写真を参考にいろいろなものを蒸してみてください。お招きする人やご家族のお祝いの席で主役になる方にリクエストしていただくのも、いいですね。

【「Dim-sum」に合う胡麻ソース】
ターブルドールのお教室でも人気のソースです。
≪材料≫
白練りごま 大さじ3
すりごま 大さじ1
きび糖  小さじ2
濃口醤油 小さじ2
※鶏だし(以下参照) 大さじ3

≪作り方≫
とっても簡単!すべて混ぜ合わせるだけです。お料理の量に合わせて2倍、3倍にしてOKなので、覚えておくととっても便利。
※麺をいただくときにも使える鶏だし。さっぱりしているけれど、風味豊かな鶏だしは、年齢を問わず人気のスープです。ホッとする美味しさです。

【簡単鶏出汁】
≪材料≫
手羽先 10本
水 1ℓ
ネギの青い部分
生姜 1かけ
酒 大さじ1
塩 ひとつまみ

≪作り方≫
鍋に全ての材料を入れ、沸騰したらアクをとり、弱火で20~30分間煮る。こし器でこしてでき上がり。

~Maki‘s tips~
最近は「せいろ」がお手頃なお値段で手に入るようになったので、少し多い目に買いそろえて、例えば麺や、しゃぶしゃぶ肉など、家にあるもの、思いついたものを蒸して試してみてください。みんなで何を蒸そうかと考えるのも楽しいですよ。

Side dish①

定番のコーンスープ。お子さんにも大人気です。今回は鶏ももミンチを入れて、少しボリューミーにしてみました。

コーンスープ(4~5人分)
≪材料≫
コーンクリーム缶 1個(230g)
鶏出汁 500cc
A 鶏ももミンチ  40g
酒      大さじ1
水      大さじ1
片栗粉    小さじ1
塩        少々
卵        1個

≪作り方≫ 1. ボウルにAを合わせ、よく混ぜてミンチに味をなじませておく。
2. 鍋にコーンクリーム缶と鶏出汁を入れて火にかけ、煮立ったら①のボウルに少量加えて混ぜる。
再び鍋に全て戻してよく混ぜる。
3. 軽く沸いたら溶き卵を回し入れる。火が通ったら塩・こしょうで味を調える。

~Maki‘s tips~
鶏だしだけ(500cc)でも美味しくできますが、鶏だし400cc、昆布だし(下記参照) 100ccにすると、さらに味に奥行きが出ます。

【昆布だしの作り方】
昆布 9g
水 300cc
冷蔵庫で一晩おいて、昆布を取り出す。

Side dish②杏仁豆腐

市販の杏仁豆腐の上に、コンポートの果物とお汁にゼラチンを入れたものを流して冷やすと、豪華な一品になります。写真はパイナップルを使っていますが、彩のよいフルーツならなんでも。お好きな旬のフルーツを使うのも良いですね。

三好万記子

パリ「ル・コルドンブルー」で本格フレンチを習得。現在、自宅で料理サロン「ターブルドール」を主宰するかたわら、各種パーティの企画・ケータリングやカフェのプロデュースも行う。創作フレンチはもちろん、日本料理、アジア料理と幅広いメニューに定評がある。20年9月には、兵庫県芦屋市でレストラン「78Fuzuki Yaoka(文月八日)」を開業。