ホットケーキミックスに卵を入れ、焼く直前に牛乳or水の全量を炭酸水に代えて溶く。
焼いている間も細かな気泡がたくさん立ち、泡をたっぷり含んだふっくらとした仕上がりに。べとつきや後味のしつこさを感じず、軽やかな口当たりで食が進む。

炭酸水で炊いたごはんは、炒めるときにも裏技あり。
ごはん1合に対し炭酸水大さじ1を差し水として加えると、パラパラごはんのできあがり。卵2個に炭酸水大さじ1を焼く直前に加えるとふわとろ。たった2さじの炭酸水でお店のような仕上がりも夢じゃない。

牛豚合いびき肉300gに対して玉ねぎ1/4個、炭酸水大さじ3に浸したつなぎのパン粉大さじ4を加えて混ぜる。あとは普通に焼くだけで、見違えるほどボリュームアップ！
炭酸水の差し水で蒸し焼きにしてもOK。肉汁たっぷり、きめ細かく滑らかな口当たり。

使う水の全量を炭酸水に代えて煮込めば、塊肉を使っても通常2時間かかるところが30分ほどで完成。
厚切りの芋にも味が染み渡り、肉の臭みも消してくれる。
もっと肉をほろほろにしたいなら、炭酸水につけ冷蔵庫でしばらく寝かせてから調理するとよい。

だしに炭酸水を加えると、普通のパック豆腐がおぼろ豆腐のようにとろとろに。だしの全量を炭酸水にしてしまうと、豆腐がぼろぼろに崩れてしまうので注意。
おすすめは、水：炭酸水＝1：2だが、自分好みの割合を探してみるのもまた一興。

一般的には6時間以上の浸水が必要な玄米も、炭酸水なら大幅時短。
ホーローや多重構造の鍋なら30分でOK。鶏肉はパサつかず、ごぼうも軟らかく炊ける。
具材のうま味もしっかり出るので、醬油を少し加えるだけでおいしく仕上がる。

こんにゃくの中まで
味が染み込んで硬くならない

煮物も使う水の全量を炭酸水に。こんにゃくや根菜などの味が染み込みにくいものも下ゆでなしに20分ほど煮込めば中まで浸透。煮すぎて具材が硬くなってしまうということもなく仕上がる。さらには魚のぬめり、臭みもとってくれるという効果も。

豆料理も1時間で完成！
時短がうれしい

通常なら、一晩浸水させて戻す豆も炭酸水なら30分。スタンダードな金時豆の煮豆は、炭酸水につけてから煮込んで完成するまで約1時間という驚異のスピード。通常戻すのに半日かかる椎茸も30分、30分かかるヒジキも数分、と大幅な時短が可能に。

外はさっくり、中はふんわり
冷めてもおいしい

揚げ物全般にも炭酸水は効果を発揮。唐揚げは鶏肉を炭酸水でもみ込み少しつけ置けば、さらに軟らかなできあがりに。フリッターや手作りアメリカンドッグなどは、衣に使う水の全量を炭酸水にすれば、冷めても衣がべちゃっとしない。

インスタントもプロの味
ふっくらしっとり

よくある蒸し麺や袋入りラーメンも驚きの変化。焼きそばは１玉に対し炭酸水大さじ2を差し水にすると、冷めても固まらず、具材も軟らかで後味もよし。袋ラーメンは炭酸水を煮立たせてから麺を入れれば、生麺のような上品な味に。

余分な味つけ不要
うま味を引き出し減塩効果も大

みそ汁のだしやポトフなどのスープに使う水の全量を炭酸水に代えるだけ。食材のうま味をしっかり抽出してくれるので、味つけも薄めで済む。ただし、インスタントの固形や顆粒のスープの素ではほとんど炭酸水の効果が出ないので注意！