2024.03.26

タケムラダイの日本全国・美味しい冷食
第五十二回（最終回） 餃子花伝「香り千本焼売」「香り大葉焼売」

京都発！香りが織りなす大粒の肉焼売！

わが国において新型コロナウィルス感染症の最初の感染者が確認されてから5年の歳月が経過した。
いまも完全に過ぎ去ったわけではないが、当時のような自粛ムードは鳴りを潜め、客足の途絶えていた外食産業も軒並み回復を果たしているように見える。

そんな新型コロナウィルスが猛威を奮っていた頃、加速度的に増えていったのが冷凍食品の無人販売所や冷凍の自販機だった。
急激に変わってしまった消費者の生活様式に対応する形で全国に広がっていったこの販売手法は今なお根強く残っているが、そのブームの火付け役になったのが冷凍餃子である。

今回ご紹介する京都の「餃子花伝」は無人販売所ではないのだが、店頭には冷凍自販機を構え、店内には多くの本格的な冷凍中華グルメが並んでいるお店だ。
メディアでも取り上げられることの多い餃子はもちろん美味しいし、主力商品なのだとは思うのだが、私が推したいのは「焼売」である。
味については後述するが、餃子よりも焼売を押したい理由があるのだ。

それは調理の簡便性だ。
冷凍餃子の場合はどうしても焼き調理の工程が欠かせない。
時間もそれなりにかかってしまう。
対して、こちらの冷凍焼売に関しては、流水で湿らせてからレンジ加熱のみで調理が完結し、時間も1個あたり1分程度と非常にスピーディ。
メインおかずにもなり、お弁当や酒のツマミにも良いので、忙しい時などには特に重宝するだろう。

「餃子花伝」の冷凍焼売の中で私が好きなものが2種あり、甲乙つけ難いのでどちらもご紹介してしまおう。

まず一つめが高知県産の千切りにした生姜をふんだんに使った「香り千本焼売」。
鶏と豚のジューシーかつボリューミーな合い挽き肉に混ぜ込まれた千切り生姜の香りとシャキシャキとした食感、
ピリッとした辛みが渾然一体となった大人の焼売だ。

「香り大葉焼売」は「香り千本焼売」の生姜に代わり、刻んだ大葉が混ぜ込まれているのだが、たった一つの食材の違いだけでこれほどまでに別物になるのかというほど優しくさっぱりとした味わいに仕上がっている。

全国各地にはまだまだ私の知らない未知の冷凍食品が山ほどある。
これからも冷凍食品を愛し、冷凍食品を探し続け、いつか全食制覇する日を夢見て冷凍食品を食べ続ける筆者なのであった。

これにて、お焼売（おしまい）。

タケムラダイの冷食品評

美味しさ：自信をもってオススメできる商品のみ紹介するので基本的には星５。（星５超えがあるかも？）
入手のし易さ：数量限定品や季節限定品などは星が少なくなる。
デザイン性：パッケージや盛り付けなど、商品としての美しさ。
ボリューム感：成人男性基準での満腹度。
調理の手間：調理の手間が簡単であればあるほど星が多い。

【評価】

美味しさ ★★★★★

入手し易さ ★★★

デザイン性 ★★★

ボリューム感 ★★★★★

調理の手間 ★★★★

今回紹介した冷凍食品

商品名： 香り千本焼売/香り大葉焼売（各6個入り）
販売： 餃子花伝
価格：各670円（税込）
購入できる場所：公式オンラインショップ
公式ページhttps://0110gyoza.base.shop/
オンラインショップ：https://0110gyoza.base.shop/items/59218560（香り千本焼売）
https://0110gyoza.base.shop/items/59219996（香り大葉焼売）
※筆者調べ

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