タケムラダイの日本全国・美味しい冷食
第四十六回 道の駅米沢「米沢牛おこわ」
第四十六回 道の駅米沢「米沢牛おこわ」
大切な方への贈り物や自分へのご褒美に!道の駅の超贅沢おこわ!
私は道の駅巡りが大好きだ。
道の駅では、その地域で採れた新鮮な農産物や特産品を扱っているのはもちろん、地域の文化や歴史を紹介するコーナーなどが併設されていることが多く、より深く地域の魅力を知れるからだ。
とはいえ、あまりに遠方であると、おいそれとは行けない場所も多いため、そういった道の駅のホームページは特につぶさにチェックをしている。
今回ご紹介する商品も、現地には足を運べていないのだが、公式のオンラインショップで購入することができたため、巡り会えた逸品なのである。
「道の駅米沢」は、山形県米沢市にある道の駅で、山形の郷土料理が味わえるレストラン、米沢牛の加工品や地元の農産物などを販売する直売所などが一堂に会した、2018年オープンの比較的新しい、大型でおしゃれな道の駅だ。
公式のオンラインショップでも多くの商品が取り揃えられているのだが、中でも気になるのはやはり、日本の5大ブランド和牛の一つである米沢牛関連の商品であろう。
ただ、さすがは日本が誇るブランド和牛。
いずれも少々、お値段が張る。
そこで、比較的安価であった「米沢牛おこわ」を注文したのだが、届いた商品を開封すると直径10cmほどの小さなセイロが姿を現した。
正直、価格から想像していたサイズ感とはかけ離れた小ささだ。
ただ、小さいながらも威風堂々とした圧倒的な存在感があるのは、筆文字で書かれた「米沢牛おこわ」のラベルが放つオーラのなせる業であろう。
早速、電子レンジで加熱調理をし、やや厳かな気持ちでセイロの蓋を開けると、牛肉と笹の葉の香りのする湯気が鼻腔をくすぐる。
おこわのもち米部分が見えないほど、敷き詰められた牛肉は、醤油と酒でじっくりと煮込まれており、箸で持ち上げただけでその柔らかさが窺い知れた。
山形県産の「ヒメノモチ」という品種のもち米は、凝縮された牛肉の旨みでしっとりと炊き上げられており、口に入れた瞬間に米沢牛の圧倒的な美味しさを味わわせてくれる。
あまりの美味しさに3口程度で食べ終えてしまったので、残るもう一つに手を伸ばしかけたが、やめた。
この贅沢過ぎる感動は、何かを成し得た時の自分へのご褒美として取っておこうと思ったからだ。
消費期限までに、その瞬間が訪れることを願ってやまない。
タケムラダイのワンポイントアドバイス!
美味しさは折り紙つきだが、思っている以上に少量なので、一口一口を噛み締めて大切に食すべし!
タケムラダイの冷食品評
美味しさ:自信をもってオススメできる商品のみ紹介するので基本的には星5。(星5超えがあるかも?)
入手のし易さ:数量限定品や季節限定品などは星が少なくなる。
デザイン性:パッケージや盛り付けなど、商品としての美しさ。
ボリューム感:成人男性基準での満腹度。
調理の手間:調理の手間が簡単であればあるほど星が多い。
【評価】
美味しさ ★★★★★
入手し易さ ★★★
デザイン性 ★★★★★
ボリューム感 ★
調理の手間 ★★★★★
今回紹介した冷凍食品
商品名: 米沢牛おこわ
メーカー名: 道の駅米沢
価格:2,208円(税込)※2個入り
購入できる場所:公式サイト、店舗など
公式ページ:https://michinoeki-yonezawa.jp/
オンラインショップ:https://michinoekiyonezawa.jp/products/%E7%B1%B3%E6%B2%A2%E7%89%9B%E3%81%8A%E3%81%93%E3%82%8F%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%94%E3%83%BC
※筆者調べ
冷凍食品マイスター/電子レンジ料理研究家/フードコンサルタント
商品プロデュース業で多忙を極めていた際に、手軽で便利で美味しい冷凍食品と出会い、その魅力に取り憑かれる。毎日欠かさず、20年以上に渡って冷凍食品を食べ続ける筋金入りの冷凍食品マニアとして知られるようになり、テレビやラジオ、雑誌など多数のメディアに出演。現在は通算10000食以上の冷凍食品を食べた経験を活かし、冷凍食品のプロデュースやアレンジレシピの考案、食品メーカーや飲食店などのメニュー開発を手掛けるなど、料理研究家としての活動も多岐に及んでいる。
Twitter:@dai_takemura
Instagram:@dai_takemura
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