「焼⿃アンバサダー」が⾏く︕ 今宵はこの店へ㊴ひげぼうず(札幌・すすきの)
札幌で意外と少ない本格的な焼鳥屋さん!
札幌の焼鳥と言えば、豚バラだったり内臓系メインだったりが多いですかね?そんな中、本格的で美味しいと思える焼鳥屋さんです!
こちらの大将は元々北海道銀行でサラリーマンをやっていた方。完全に独学で焼鳥屋を始めたそうです。奥様も銀行当時の同僚だそうです。
店内はカウンター10席。焼き台を囲む形でさながらステージみたいなレイアウト。オペレーションはご夫婦の二人のみです。
予約は1回転のみで、2時間のコースが終わると皆さんささっと帰るんですね。なので21:00には閉店です。今後は2回転営業も考えているとか。
等とお店で色々と大将とお話をしましたが、その直後に高坂鶏を扱いますとのインスタでの告知。出荷数量が限られている為、取り扱いたい焼鳥屋はたくさんあるが、生産者の高坂さんに認められないとなかなか取引が出来ません。その狭き門を通ったのですね!これは凄い!
まぁ高坂鶏は次回の楽しみとして、今回は7700円のコースを楽しみました。
現在使っている鶏は、カテゴリー的には銘柄鶏なんだけど、血統としてはブロイラーだそうです。実際に銘柄鶏の9割以上はブロイラー系血統ですからね。赤鶏系は少ないですからね。
タレの壺を上から炭で炙ってました。これは聞いてみたら、固まってしまった脂を溶かしているそうです。色々と工夫されてるのですね。
串の1本目はハツ。ハツから始まるのも珍しいですね。もちろん美味しいです。
続いてそろばん。これは多くのお店ではせせりと呼んでますね。結構色々な言い方がある部位です。ネックとかそぎ等。そろばんと言う言い方は確か酉玉系だったかと。
そしてこの日一番のヒットは豚の味噌ホルモンです。お店の名物だそうだが、これは確かに旨いです!
そして〆は何とお蕎麦。焼鳥屋で〆にお蕎麦は珍しいですね。流石に自家製ではないらしいが、これも美味しいし面白い。
残念ながら串の追加はなし。えーもっと食べたいのにと思わせ余韻を残すのは流石。
この日のお酒はワインで。ブルゴーニュのシャルドネをボトルで頂きました!
【評価】
お酒の品揃え ★★★★
⽕⼊れ加減 ★★★★
素材への拘り ★★★★★
料理のバリエーション ★★★★

⽇本全国500 軒以上の焼⿃屋に訪問している焼⿃マニアです。さらに場合によっては海外へ⾏っても焼⿃を求めて⾏ってしまう。 何故美味しいのか︖どうしたら美味しくなるのか︖の理由を知りたくなってしまうんですよね。鶏の味って何がどう違うのか︖と疑問に思えば鶏の鶏舎に⾏き、使っている炭によって何が変わるのか︖と疑問に思えば備⻑炭の窯へ。 ⼀⾒とてもシンプルに⾒える焼⿃。でも知れば知るほど、その奥深さに感銘を受けます。
そしてお酒は焼⿃の最⾼のパートナー。特に⽇本酒との相性が良くて拘って飲んでいます。